코멘트
資生堂のCMにストーリーを付けましたという映画であろう。 正直、全く期待していなかったのだが、映像的には非常に美しく、さらには邦画史ダイジェストみたいな構成が意外に拾いものだった。 モノクロの蒼井優に関しては、戦前というより戦後間もなくの小津、成瀬、溝口といったところのオマージュであろう。 竹内結子、田中麗奈のテクニカラーは、高度成長期の当時量産された純愛メロドラマと、モーレツ社員喜劇を意識したものだと感じるし、仲間由紀恵のエピソードは、彩度をぐっと落として、何か藤田敏八の日活青春映画みたいだ。 そして、鈴木京香と広末涼子はブルー基調の平成映画なのだが、スタイリッシュな鈴木と、ハートウォーミングな広末とで鮮やかなコントラストを感じる。二人のファッション、黒と白の鈴木、赤のダッフルコートの広末がそれぞれ美しい。 それにしても「資生堂」という会社の凄さをもろに感じる。「大人の日本女性の美しさ」というのを、3世代を通してこれだけ提示できる研究力には脱帽。 そう考えると、映画の中で、蒼井優の葬式に孫だけ来ていて娘二人の描写がないのは異常な違和感(不自然すぎる)があるのだが、これも、60代の竹内、田中の描写のために特殊メーキャップをするというのが、化粧品会社としての沽券にかけて拒否したのではないかと思われる。90代の蒼井優の遺影もない。
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