코멘트
なつみ

なつみ

4 years ago

4.5


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몬스터

시리즈 ・ 2004

평균 3.8

・往年の名作。 物語にしても、画作りにしても、演出にしても、完璧に原作に添い遂げ、74話の最後までその骨子を崩さない。ある意味究極のドラマアニメ。 80年代欧州を舞台にした、渋い洋画調の作風であり、サイコサスペンス・ミステリー・ノワール・ダークファンタジーが一同に会し、丁寧に作られた長編アニメ。 この要素を兼ね備えた作品がまた出てくることは、二度とないんじゃないか…とすら思います。 この怖いのに落ち着いた大人な雰囲気が大好きでした。 「絵本」がテーマになっていることもあり、核となるセリフや言葉がいちいち文学的。レペティションやトートロジーを多用するため、意味不明だが、とにかく怖くて心に残る。 ・主人公が殺人鬼を追う、という大筋から、広がり繋がる、上質の群像劇。 山のように出てくる登場人物一人一人の重厚なストーリーを掘り下げながら進むので、めっちゃ長いですが、冗長になることは決してないです。 怖い大人に苦しめられる子どもたち、という構図はよくあるけど、これはその「怖い大人たち」サイドの事情にスポットが当たる。 人を殺したり、人間で実験をしたり、得体の知れない「怪物」のような存在だったはずの黒幕たちが、蓋を開けてみれば、ただの追い詰められた弱い人間だったりする。 じゃあ、彼らを其れたらしめた本物の「怪物」はどこに…? ・ドクターテンマは、アニメ界屈指のスーパーぐう聖(と勝手に呼んでいる)で大好きなキャラクターになりました。どハマりの木内秀信さんは、自分が初めて好きになった声優さんで、声に「誠実」が溢れている。 テンマは決して正義漢ではない。ただ、その人格と行動は、最後の最後まで「医師としての使命」を裏切らず、そのことがひたすら、逆境の中で戦う武器となる。 ・「怪物」とは何だったのか? 果たして、ヨハンは「怪物」だったのか? この物語から何を感じれば良かったのか、その答えは当っっっ然のように明示されないのですが…。 まるで生まれながらの怪物だったかのようにも見えるし、実験や体験の末に怪物にされたようにも見えるし、母親の呪いによって歪んだようにも見えるし、何か、この作品そのものが、視聴者に「一つの答えを出させる」ことを拒んでいるように思えました。 いくらでも考察の材料はあり、いくらでも考えることはできるのに、考えても考えても、絵本をいくら見返しても、時系列を辿っても納得のいく答えは見つからない。 絵本ってそんなもんだよね。 自分の中から都合の良い意味づけを行い、どんなお話にでもなる。 怪物のお話だったのか、人間のお話だったのかも、自分次第。