코멘트
Sae Darcy

Sae Darcy

4 years ago

4.0


content

니트람

영화 ・ 2021

평균 3.4

「鏡に映る自分をみて、こいつをみんなと同じ普通の人にしてあげたいと思うのに上手くいかない」と言った言葉、頭打たれたみたいに自分にも響いてしまった。人と違うと気付きながらも、もがけばもがくほど”普通”から遠ざかってゆく苦しみ。 そんなマーティンの正直な気持ちを、でも母は正面から受け止めようとしなかった。最早その余裕がなかったのかもしれない。 鑑賞中ずっと自分が親だったらと考えていました。私だったらこの子に愛情を持ち続けられるだろうか…見放さないでいられるだろうか…。映画を観ている限り、この母には少なくとも愛情はあった、ただただこのコントロール不可能な状況や進展のない人生に疲弊していただけ。 奇怪な振る舞いにより社会から虐げられてきたことが、最終的に犯罪行動に繋がった1つの原因となったかもしれませんが、母が語るマーティンの幼少期エピソードから、元々思いやりのある子だとも思えません。それが知的障害が理由なのか優しさの欠如なのかはもう他人からは判断できませんが。 発散方法も知らず、怒りや悲しみを溜め続けたマーティンの表情には映画とゆうのを忘れてしまうほどに身の危険を感じました。 本作は最後にも銃規制について語っていますが、それはあくまで二の次の話であり真の目的は知的障害者への周りの接し方、犯罪者を作る社会についての問題提起だと思います。 もちろん予測不能な行動や異常と思える行動に周囲の人間が恐怖や怒りを覚えるのも当然のことだと思います。ただ理解しようとする姿勢を持つこと、それが自分に出来ることではないかと感じました。 この不安定な人柄を見事に演じ切ったケイレブ、繊細な表情の変化には最早恐怖さえ感じ目が離せませんでした。