
ジュネ

프리 솔로
평균 3.8
2019年197本目は命綱なしで断崖絶壁を登りきる狂気の男、アレックス・オノルドのドキュメンタリー『フリーソロ』。 -------------------------------------------------- 足を滑らせたら即死亡という、正気とは思えないクライミングに挑戦し続けるアレックスさんの生活や挑戦を追ったドキュメンタリーなんですけど、本気でどうかしてると思いますし、登山シーンでは見てるこっちの体が震えてきます。もう彼は中途半端な刺激では何も感じられない体になっていて、危険な薬物を摂取し続ける中毒患者に近いものがあります。 -------------------------------------------------- ただ、彼なりに死に対するリスクを減らす努力はしていて、これがまた凄まじい。毎日のトレーニングは勿論、何度もターゲットとなる山に登り続け、体に岩の突起の位置や登り方を染み込ませ、シュミレーションを繰り返すのです。死を超えた先にある生への欲求と同時に、彼の姿勢には徹底したストイシズムを感じます。ここまで禁欲的に暮らすのは並大抵のことではないし、ある種宗教に近い概念です。高い山に登れば登るほど、神に近づくことができるとでも思っているようでした。 -------------------------------------------------- また、アレックスさんを支える面々の心境を綴った映画としても見応えたっぷりで、特に彼をひたむきに支えようとするガールフレンドのサンニさん(普通にカワイイ)がけなげ!時に顔を曇らせたり時に泣きじゃくったりと、複雑な心境は察するにあまりあるほどで、いい加減こんなことは程々にして幸せにしてやれよと言いたくなります。 -------------------------------------------------- アカデミー賞受賞も納得の素晴らしいドキュメンタリーで見所しかありません。イーサン・ハントもジェームズ・ボンドもキャプテン・アメリカもジャッキー・チェンも、アレックスさんの前では赤子同然ですね。