なんと言うか、評価し辛い。 ある男がスーパーで働き始め、試験雇用から正雇用になるまでの話し。正にストーリーはこれだけ。しかも、9割はスーパーの中での話し。その中で、フォークリフトの資格を取ったり、恋をしたり、過去に一物を抱えていたり。スーパーの中でのその男の日常を切り抜いたようなそんな何でもない作品。 正直面白いのかどうか、見終わった後でもわからない。突出した出来事は特に起きない。アルバイトをしてたら、こんな人と出会うこともあるだろうなと思うような、何でもない様な話しでこの作品は終わる。 その何でもないような日常の中でも、様々な人間ドラマがあるわけで、そこを楽しむ作品なんだってのはわかる。この何でもない様な物語で2時間飽きずに観られるという点も評価すべきだと思う。 ただ、この映画を高く評価する人とは感性が違うなぁって感じる。何かの賞を受賞して、ドイツから遥々日本にやってきたが、ドイツでこの作品が大ヒットしたとは考え辛いし、んー、なんともなんとも解せない。