成人男性のシンクロチームを作った元祖はスウェーデンですが、その実話を基に作られたイギリス映画です。 同じ頃、フランスでも作られた「シンク オア スイム」も観ています。 こちらも仕事や家庭に問題を抱える中年男性がシンクロチームを作り仲間と一つになり人生を見つめ直す…そんなお話。 今回の主人公エリック(ロブ・ブライドン)は会計士。 仕事も夫婦関係も行き詰まったエリック。 妻が地方議員に当選してますますうまくいかない。 そんなエリックがプールで見たのがバラバラでまとまらない動きのシンクロです。 会計士らしく、「シンクロで大事なのは数字だ。」「可変の中心点がない。」と言ってしまう。 (高齢や若手もいるが)中年男性のチームの説得にはまりエリックもシンクロチームに入る。 チームの規約が素晴らしい。 「プールに私生活を持ち込まない」 「個の力はチームの力！」 そんなエリック達はイタリア、ミラノで開催する世界選手権に出ることに。 この辺りも設定はだいたい同じでした。 イギリスチームの入水シーンが波乗りみたいで面白い。 あとはそれぞれが首のところに足をつけ合い、キャタピラーのように水に潜って回転するのも凄い。 ラストはスタンディング・ポーズで決めるかと思えば勇気を出して後ろ回転で跳ぶのも立派。 頑張りの成果は見事な銀メダルでこちらの作品もみんな誇らしげだった。 ラストにエリックが妻のいる議員会館(？)の下で仲間とパフォーマンスをするけれど、生意気な息子との和解や妻との仲直りは正直？？？だったけど、まぁ終わりとしてまとめた印象。 チームの最年長、テッドを演じたジム・カーター！ 味わい深い風貌で懐かしい。 内容が内容なのでプールの中で良く頑張ってくれました。 と言うことで、気楽に観られるこんな作品もたまには良いです！