時間を忘れる
・日中の半分が消えるほどの上映時間である。長すぎるが飽きることなく見れてしまうのがスコセッシ師匠のなせる技なのか。
・ギャングやらマフィアやら組合やらのいざこざの流れは、途中で止めて解説を確認…また再生して…を繰り返していた。こういう映画をぱっと理解できる頭になりたいものだ。
・映画的にそう描いたつもりはなかったと思うが、フランクが、愛する娘からは避けられるのとは裏腹に、ロクでもない野郎たちからはやたらと重宝されているのが対象的で面白かった。元から暴力的な内面を秘めていたし、殺し屋には向いていたんだろうね。
あんだけ娘に避けられてんのに、殺し屋稼業から足を洗うか逡巡する所が一度もなかったのも性格出てる(笑)
・あと個人的に面白かったのが、色々拗れていくのが、ホンマに学生でも有り得そうな「態度」だったり「あの時のこと謝れ」だったりなのよ。
しかもそっからフランクを介して、「あいつあんなこと言ってた」「オレはマジで怒ってないよ?でも連中が怒ってる」とか、現役JK並のゴタゴタ(笑)
いつの世も大切なのは義理と人情だったり、人としての節度あるコミュニケーションなのかもねぇ。