
Jenny

호밀밭의 반항 아
평균 3.4
2021년 05월 05일에 봄
J・R・Rトールキンといい、本作のJ・Dサリンジャーといい、"作家役といえばニコラス・ホルト"と云われてもおかしくない程、近年立て続けに有名作家の自伝映画に出ている主演のニコラス・ホルト。 私は2019年製作の『トールキン旅のはじまり』を先に観ていたので、映画の序盤こそ「何だか観た事あるような、、」という既視感が有りましたが、物語が進むにつれその真逆といえるほどに正反対な2人の作家の生涯が浮き彫りに。 まず生い立ちからして、サリンジャーは裕福な家の出身ですが、一方のトールキンは里子に出された後に奨学金で進学した苦労人。友や家族を何より大切にしていたトールキンと、小説がヒットすればする程孤独になっていくサリンジャー。 2人の小説の主人公にも明らかにその違いが映し出されています。 驚いたのは当時サリンジャーを始め、あのオーソン・ウェルズからも好意を寄せられていたというウーナ・オニール。(彼女のお孫さんのウーナ・チャップリンはGOT等に出演している美しい女優さんですが、お祖母さんから名前を貰っていたのか!と、何だかちょっと嬉しい発見でした。) 若干18歳でチャップリンと結婚し、財産目当ての結婚かと思えば、なんとチャップリンが亡くなるまでの34年連れ添ったとのことで、、、。こちらも映画になりそうなお話ですね。 スキャンダル後はすっかり姿を見せる事が無くなったあの人もサリンジャーの恩師役で出演しています。マネージャー役のサラ・ポールソンも素敵でした。 是非、トールキン旅のはじまりと併せてお薦めします。 映画批評集積サイトRotten Tomatoesの批評家支持率は28%と低めですが、個人的には結構好きです。