
星ゆたか

엘 도라도
평균 3.1
2024.5.17 1966年12月17日、なんと日本先行公開(米は1967.6.7)の西部劇。 監督ハワード・ホークス(1896~1977)。 「赤い河」(48)でもタッグを組んだ俳優。 ジョン・ウェイン(1907~1979)と。 ロバート・ミッチャム(1917~1997)と共演。 互いにユーモラスな所を醸し会う役柄で好演している。 物語はテキサス州エルドラドを舞台に。 牧場地の水場権利を巡る武力争いの西部劇である。 その争いの仲裁と、従わないガンマンを雇っての銃撃戦が、本作での西部劇らしい所の見せ場だ。 ただ特質べきは、その中の複数の人間の群衆劇に、中々見所がある点です。 ガンマンのジョン・ウェインは、牧場主の娘に逆恨みを受け背中を負傷。銃弾が難しい所の体内に残り。 時々激痛が起こり、右手に銃を持てなくなる。 一方彼の旧友の保安官のロバート・ミッチャムは。 物語の中盤では、惚れた娼婦に捨てられ、以来酒びたりの日々。 親しみ安い老人の助手に任せっぱなし。 更に劇中知り合う若いジェームズ・カーンのミシシッピーに。 ガンマンは懐かれるのだが。 ナイフは使えても銃は素人で。 仕方なく散弾銃(ソードオフショットガン)を買い与えるが。 これが銃撃戦の際、ガンマンの足に当たり怪我させる始末。 といった、単なるドンパチの撃ち合いの映画ではない。 この他映画に華を添える女性陣として。 ガンマンと恋仲を再燃させる娼婦。 そしてガンマンを傷付けてしまい後悔し、主人公たちに協力的になり。 さらに若い同士、ミシシッピーと仲良くなる農場娘。 敵役の雇われ早打ちガンマンと、その雇い主など。 それぞれ的確な役割分担の中、物語が進む面白さは抜群だ。 また主役を踏む両雄に、それぞれ銃撃戦上のハンデキャップを与えての緊張感と、また人物像の言動のユーモラスさが、本作の余裕の醍醐味に。 ちなみにジョン・ウェインさん。 ジョン・フォード監督の「駅馬車」(39)「静かなる男」(52)「捜索者」(56)。 念願のオスカー受賞作になった「勇気ある追跡」(69)などお馴染みだが。 身体上では、64年に肺癌で片肺摘出。 79年には胃癌を煩い、これが命とりになったが。 この治療中に、時の現職大統領ジミー・カーター氏が病院に見舞う一件。 こういう事は大変珍しいと当時も、大変話題になったそうだ。