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페인 앤 글로리
평균 3.4
スペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督の自伝的映画。 彼の作品ではお馴染みのアントニオ・バンデラスを主人公に、ペネロペ・クルスやセシリア・ロスの共演も納得のキャスティング。 世界的に認められていた映画監督サルバドール(アントニオ・バンデラス)は長い間、脊椎の痛みに悩まされ「ただ生きている」状態だった。 いつの間にかヘロインに依存する中で過去の自分を思い出し、これまでの人生を振り返る…そんなストーリーです。 サルバドールの子ども時代、母ハシンダ(ペネロペ・クルス)と暮らしたバレンシアの洞窟の家の思い出。 義母からも村からも逃れてやって来た家は地上ではなく洞窟の家で、最初はショックを受けていた母ハシンダ。 でも少しずつ手入れをして植物も植え、壁に装飾をしたり素敵な住まいになります。 若い職人のエドゥアルドにサルバドールが字や四則計算を教える代わりに漆喰や水回りの手入れをしてもらう交渉をする母の姿にはあっぱれ。 そんな回想シーンと現在の様子を交えながら物語は進みます。 サルバドールの現在のマドリードの住まいはまるで美術館のように素晴らしかった。 壁の絵画、赤いキッチン、緑色やえんじ色のソファー、そしてカラフルな小物ツールなど。 アルモドバル自身の使っている家具や衣装をふんだんに使って撮影したとか。 色が有りすぎてごちゃごちゃしてしまう心配もなく、やはりスペインの独特な明るい風土に合っているんだろうな。 出演する配役の衣装の色使いも良かった。 緑色の革ジャンなんて、バンデラス似合いすぎ。 若い時に愛したフェデリコとの再会も何だかジーンと来ました。 フェデリコに「街で会ったら分かるか?」と聞かれ、「見つめ合ったら分かる」と答えるサルバドール。 年を重ねた男性同士のキスにもまったく嫌悪感はないです。 特にバンデラスは年をとったこの頃が一番好きだな~。 慈しみ深い優しい眼差し。 かつて愛したフェデリコにも、晩年の母ハシンダにも向けられるその眼差しが何とも言えなかった。 脊椎だけでなく様々な痛みや不調と闘うサルバドールをそばで支える女友達メルセデスの存在も大きかった。 また執筆に向かう姿を喜ぶメルセデス。 そして何と言ってもラストシーンが好き。 「カット!」の合図でハシンダが子どものサルバドールに手を伸ばす…何でもないシーンだけど満足感でいっぱいでした。