코멘트
Till

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4 years ago

3.5


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온리 더 애니멀즈

영화 ・ 2019

평균 3.7

コラン・ニエルの小説を原作とするフランス産サスペンス。 フランスのとある町で発生した女性失踪事件。事件に関わるあらゆる人物の視点から物語が展開され、伏線を回収しながら、徐々に事件の真相が浮かび上がっていく。そのなかで、全く関係のなさそうな人物同士が思わぬ形で結びついていくのだが、全員が“何かしらの問題・秘密を抱えている”という点で共通している。不倫・嫉妬・欺瞞、人間が抱く醜い感情、そしてそこに伴う行動。それらが複雑に絡み合い、「殺人」という最悪の結果を招いてしまう。一つ一つは偶然かもしれないが、人間の愚かな行動が引き起こした悲劇だとすれば、それは必然とも言える。また、原題(Seules les bêtes)や英題(Only the Animals)、そして東京国際映画祭で上映された際の日本語タイトル『動物だけが知っている』の通り、動物だけが事件の決定的な場面を目撃する。欲望に塗れた人間と何の邪念もない純粋な動物、この対比構造は皮肉が効いててよかった。 ただ、本作を「本格ミステリー」として観てしまうと肩透かしを喰らうことになるだろう。というのも、本作では、それぞれの人物を紐付けるきっかけがホントにただの「偶然」として片付けられおり、これと言って必然性がないのである。「偶然には勝てない」と劇中でも言及されているように、この「偶然」がテーマの一つにもなっているためこうなるのは仕方ないのだが、映画的にはどうしてもご都合主義に感じてしまう。犯人の意外性や動機に関しても正直期待できないので、ミステリーとしてではなく、人間の醜さを描く「寓話」として捉えたほうが腑に落ちるかもしれない。 期待していたものと違ったのは少し残念だったが、鑑賞後は考察に浸ってしまうような奥深さがあり、見応えは十分でした。