코멘트
2019年237本目は、自らも画家としてのキャリアを持つジュリアン・シュナーベル監督がゴッホの半生に迫る、『永遠の門』。 ------------------------------------------------------------ これが実に摩訶不思議な映画でして、単純にゴッホの生涯を追った作品とは一線を画しています。例えば劇中ではゴーギャンとの生活や確執、ゴッホが精神を蝕んでいく様子がじっくりと描かれることはなく、全てが断片的に留まります。ゴッホの人生において過酷であった瞬間だけが、まるでアルバムの写真を見ながら語られる思い出話のように描き出され、本当に「辛い」の一言です。 ------------------------------------------------------------ しかし最も風変わりなのは、視覚的な映像によってゴッホの味わった苦難を観客に追体験させようとする試みでしょう。精神を患った彼の見る世界は徐々に歪み初め、カメラも上下左右にブレブレ、奥行きの焦点もぼやけ、最終的には画面の半分に靄がかかります。確かに斬新なんですが、これがまぁ酔って仕方ない。途中から気持ち悪くなってしまい、映画どころじゃなかったので三半規管弱めの方は注意です。 ------------------------------------------------------------ また、ゴッホの視点のみならず、誰の目から見た世界もガチャガチャとうるさくカメラを揺らしたり焦点がブレブレになったり統一感がないように思え、吐き気をこらえながら鑑賞する苦痛の2時間でした。
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