話が興味深すぎた。 意図も、技術も。 気心知れてる間柄だからこその、楽しさと温かさと深さ。 そんな仲からの、「前から聞いてみたかったんだけど」的な、他の取材では出てこない 深く突っ込んだ お互いへの質問が また意義深く。 巷でも話題に取り上げられる “若返りCG” については、今まで よく知られていたフェイス・キャプチャーから一歩 次元の上がった技術を使っていると知って、感嘆。 （これ、現場の役者さん達にとっては、とんでもなく違いを生む大進歩） スコセッシ監督が「私は、役者のメイクアップをCGで やったわけだよ」と言ってて、世代に関わらず本質を見極めた その時代の新しい “道具” の捉え方に、感心と納得。 元々この『アイリッシュマン』への理解の土壌が浅い僕だが、彼らが一堂に会して話している場から知れる、その意図、生き様、選択、お互いや映画への思い は、大きな収穫だった。