韓国映画はそれほど観ていないが、何だか韓国映画っぽくない作品に思えた。 ホン・サンス監督が監督、脚本、編集すべて手掛けた作品。 ホン・サンス作品は初めてでしたが、主演女優のキム・ミニは公私ともにパートナーらしい。 キム・ミニ作品はすべてホン・サンス作品なのかな～。 結婚して５年のガミ(キム・ミニ)は一度も夫と離れたことがない。 今回、夫の出張中に初めて夫と離れガミは女友達３人を訪ねる…そんなストーリー。 作風がとても静かで展開も台詞も攻撃的なところがないのに驚く韓国映画。 ガミが訪れる先での会話劇がメイン。 離婚した先輩ヨンスン。 独身を謳歌している先輩スヨン。 偶然に再会した旧友のウジン。 (ウジン役のキム・セビョクだけ『はちどり』で知っている) 特に劇的な展開はないのだが、かつての恋敵だったウジンとのやり取りの緊迫感は感じた。 しかし総じて「逃げた女」の意味はわからず。 ガミが３人に会った事でこれから変わるかも、と言われてもガミの結婚生活が見えないからピンと来なかった。 私にはわからない…。