코멘트
Till

Till

4 years ago

4.5


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말리그넌트

영화 ・ 2021

평균 3.5

数々のヒット作を世に放ってきた奇才ジェームズ・ワン監督の最新作。 『ソウ』をはじめ、『インシディアス』シリーズ、『死霊館』シリーズなどの「ホラー性」と『狼の死刑宣告』や『ワイルドスピード SKY MISSION』『アクアマン』で培った「アクション性」が見事に融合した、まさにジェームズ・ワン監督の集大成とも言える作品ではないだろうか。脚本の完成度の高さももちろんのこと、とにかく演出力が素晴らしい。 まず目を見張るのはそのセンス溢れるカメラワーク。「何かが起きそう」な雰囲気をじっくりと「静」のカメラワークで捉えたかと思えば、いざその「何か」が起きると、主人公を追いかける「何者か」の目線になったり、頭上俯瞰で主人公を捉えたりと目まぐるしく視点が変わり、一気に「動」のカメラワークへと移行する。ここの緩急をつけたホラー演出がやはり上手い。しかし、先にジェームズ・ワン監督の「アクション性」について触れたように、本作は終盤にかけてまさかの「アクション映画化」していく。しかもそれが「逃げる」とか「追いかける」とかのアクションではなく(それもあるけど)、スーパーヒーロー的、それこそ『アクアマン』のような肉弾戦・格闘戦が繰り広げられるのである。ここでも縦横無尽に動き回る特徴的なカメラワークセンスが発揮されており、尚且つそれをワンカット(風)に編集しているため見応え抜群(ここも『アクアマン』っぽい)。スピード感もあるし、何せインパクトが凄まじいので、正直そこら辺のアクション映画よりも全然レベル高い。 ただ、こういった演出面が際立つのも、そこには「ミステリー」というちゃんとした下敷きがあるから。本作では「一体誰が犯人なのか」という「フーダニット」としての面白さも十分に兼ね備えており、そこの着地点も「ありそうでなかった」感じで個人的には斬新だった。伏線もちゃんと張られていて、回収の仕方も丁寧。その点で、驚かせることだけに焦点を当てた中身のないお化け屋敷映画とも一線を画していると思う。 ただ、確かにこれを「ミステリー」一本で観てしまうと「あり得ない」の一言で反論できてしまうかもしれない。しかし、本作はあくまで「ホラー」である。この「ホラー」という非現実的現象がある程度受け入れられる状況下においての「ミステリー」なので、この真相にも不思議と納得できちゃうように作られているのもお見事。「ホラー」「ミステリー」そして「アクション」が一度に楽しめる怪作でした。