코멘트
uboshito

uboshito

2 years ago

5.0


호랑이에게 날개

시리즈 ・ 2024

평균 4.1

米津玄師の主題歌の歌詞にある「生まれた日からわたしでいたんだ 知らなかっただろ」が、最終回のラストカットになったことで、このドラマは星5つで評価するしかなくなった。初回から最後まで、このドラマでは、憲法14条を軸に、「人権」とは、すなわち「自分が生きたいように生きること」だと、全国に伝えてくれた。それだけでもう、稀有なドラマと言える。女性の権利や同性愛者の話、原爆裁判、尊属殺人も、全部このテーマにつながっているだけで、視聴者全員が自分のこととして考えられるように制作されていた。「好きなように生きれば良い」だけなのに、みんな起きてもいない未来のことや、過ぎ去った過去のことで悩みすぎなんだと思う。 伊藤沙莉のことは、正直、大人になってからの演技や振る舞いがちょっと苦手だったのだけど(子役時代は割と好きだった)、本作で完全にファンになってしまうほどの優れた演技力で、記憶に残るドラマを見せてくれた。他のキャストも「みんなが善人ではない」というのが素晴らしかった。最近の朝ドラは、とにかく嘘みたいな善人しか出てこなかったので。その意味で、脚本の吉田恵里香氏も「恋せぬふたり」とかは全然良いと思えなかったものの、本作では、この「朝ドラ」というフォーマットの中で才能を完全に開花させ、セリフや所作のひとつひとつを丁寧に描き込んでいた。 朝ドラの全作品に100%の確率で出てくる「盗み聞き(立ち聞き)」を、この「虎に翼」では、いちいち「立ち聞きしてごめんなさい」とお詫びを入れるという形で、メスを入れたことも評価したい。もちろん、15分しか放送の尺がないわけなので、登場人物間の細かい情報伝達をする手段として有効なのは理解できるけど、あまりに多用しすぎると白けてしまう。盗み聞きできる状況なんて、日常生活ではまずお目にかかれない。仮に盗み聞きできる状況でも盗み聞きなんてするなよ!って思う。だから朝ドラの盗み聞きが大嫌い。そんな細かすぎる違和感にも気づいてくれていて、とても安堵した。