
ひろ

세라핀
평균 3.7
実在したフランスの女性画家ルイ・セラフィーヌの生涯を描いた2008年のフランス・ベルギー映画 ・ セザール賞主要7部門を独占受賞し、世界の映画祭で数々の賞を受賞した ・ 1912年、フランス・パリ郊外のサンリス。貧しく孤独な女性セラフィーヌの日々を支えていたのは、草木との対話や歌うこと、そしてなによりも絵を描くことだった。 ・ ある日、彼女はアンリ・ルソーを発見し、ピカソをいち早く評価したドイツ人画商ヴィルヘルム・ウーデに見出だされ、その後、彼の援助のもと、個展を開くことを夢見るようになる。そんな中、第一次世界大戦が起こり…。 ・ 日本ではあまり知られていない女性画家の生涯を描いた作品だが、ここまで絵に全てを捧げた女性画家がいたことに衝撃を受けた。初めてこの画家の絵を観たけど、暗い時代に書かれたとは思えない鮮やかな色彩に心を奪われた。 ・ 自ら絵の具を作り、働きながらひたすら絵を描くセラフィーヌ。絵を描くこと自体が、彼女にとって生きるっていうことだったのが映画を観るとよく解る。 ・ セラフィーヌを演じたのはベルギー出身でフランスでは知らない人はいない実力派女優ヨランド・モロー。絵を描くことに生涯をかけたセラフィーヌという女性画家の浮世離れした雰囲気を見事に表現していた。 ・ 映画を大して観てない人が、フランス映画は難しいとかいうひと昔前の価値観を言ってくるとげんなりするが、この作品は、これぞフランス映画って作品。 ・ 緑に囲まれたパリの片田舎で、特に説明もなく進んでいく物語。音楽などの余計な人工音を使わず、静寂さを心地よく感じさせる。 ・ ハリウッド映画などは、台詞のないとこを効果音や音楽が繋ぎ、緊張感を持たせようとするが、フランス映画は小説などで行間を読ませるように、静寂が多くを語っている。 ・ 国ごとにある映画賞の結果はいつも違うが、その国の特色がよく出た作品が賞を受賞することが多い。セザール賞を独占したこの作品は、まさにフランスらしい映画と言ってもいいと思うから、フランスらしさを味わいたいなら観てもらいたい。