「女の子」という存在の美しさに対する、フェチズムの権化。 アニメというより、動く画集。 美しく綺麗なものだけで構成された世界。 実際の画集や写真集にも、ちゃんとストーリーがあったり、モデルの内面を醸し出すような演出が施してあったりするので、それを遂にアニメでやった…！という印象。 というか、これは原作が既に狂っている(褒)ので、遂にこれをマンガでやってしまったか！というのを、丁寧にアニメにしたもの。 ここまで作画が全てを左右するアニメもなかなかないけど、期待に応えるクオリティ。 髪をかき上げる仕草や揺れるスカート、といった一般的な外見の芸術から、女の子同士の初々しい友情、可愛い姉妹愛、家族愛といった内面的なきらめきまで全て網羅。 あとはバク転や爪切りといった、普通に暮らしてたらまずお目にかかれないフェチズムの数々。 キラキラした子だけをメインに据えるのではなく、明らかに「美少女」ではないキャラクターも居て、しかしその子も決してモブではなく、内気だったり、コンプレックスがあったりするところまで、「女の子の美しさ」として含め煮にしているのもすごく良い。 存在としての「女の子」が見たければこれを見ろ！ というパッケージングは完璧です！(6話時点) 【最終話視聴後】 今期、着せ恋との二代巨塔で神作画シリーズだった。 歴史に残るレベルで女の子への愛とフェチズムに突き抜けた作品でした。 着せ恋とちがって、抽象的で背景的な芸術なので、人を選ぶことでしょう。「いとをかし」系です。 原作のマンガが、アニメ化されるのをキラキラした目で待っていて、その原作を、Clover Worksという白馬の王子様が迎えに行った感じがします。 ※女の子がこういう動きをする時、こういう風になるんだ…という最上級位モデルのポージング図鑑でもある。 女の子の胸の位置が一般的なデフォルメより下側でリアル。 明日ちゃんがお辞儀をしたとき、その角度や勢いによって、セーラー服のバックカラーがめくれ上がるのも、いとをかし。 エロじゃない、これはフェチズムだ！！