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星ゆたか

星ゆたか

3 years ago

3.0


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웨이팅 포 안야

영화 ・ 2020

평균 3.5

2022.6.12 1942年のナチス占領下の南フランス。ピレネー山脈のふもとにあるレスカン村が舞台の映画です。 以前同じ時期のパリを舞台にした「黄色い星の子供たち」(2010年)という映画を見てレビューを書かせてもらいましたが、確かあの作品にも今回の主人公の祖父役を演じたジャン・レノさんが出演していました。あの作品では、異常事態の中でも最後まで良心を失なわないユダヤ人医師の役でした。この俳優のなかにあの時代のナチス・ドイツとフランスの関係の真実を、語り継がねばならない使命のようなものの自覚があるのかもしれません。 『戦火の馬』(2011年)の原作者マイケル・モーパーゴの小説の映画化。 羊飼いの少年13歳ジョーは、ユダヤ人のベンジャミンと出会い、ユダヤ人の子供たちを山越えさせスペインに逃がす救出作戦に協力する。 岩肌の見える緑の高原に、肌白色の羊の群れが登ってゆく。雪山の上に広がる青い空に向かってくその光景はまさにこの世の生命の自由讃歌! なのに下界の人間世界の、戦争を吹っ掛ける国々の惨たらしいありさまは、一体何なのだろうか。 物語は老生化した主人公が少年時代を回想する形で描かれた。 文学の章(ふみ)を言葉・ナレショーンにして進められてゆく。 《時が人を成長させる 幸せ者もいるがそうでない者もいる》 《人は都合のいい時正直になる 信頼できるかどうかは別》 《憎む者を哀れむ人は何かを学ぶ》 主人公・少年ジョーの素晴らしい点は、他人を見た目や立場で差別する事なく、隔てなく接する事ができる所だ。 やや知能障害のある幼なじみユベールへの心配り。彼の手先の器用な長所を認め、銃を構えて相手に向かっても決してそれは攻撃開始の意思ではない(それが最後にナチス中尉に射殺される)との理解。 また連合軍にベルリンにいた娘を戦死させられたナチ伍長と、一緒に山を上りワシを見に行った。この男は娘を亡くし戦争の意義を自問自答する。戦禍でなければ主人公と彼は、隣国の友人になれたかも知れない。 「ブラックブック」(2006年)という映画でもナチの大尉が、同じように自身の娘を戦死させられ、戦争の意味を冷静に考えられた人間として登場させている。そしてやはり被災者側の人間にも理解された。だから戦争での学びとは、そういった悲しみを、怒りの反逆の攻撃心理に変えるか、相手も同じなのだと改心できるかどうかではなかろうか。 題名の“アーニャ”とは、固有名称でなく平和の希望を象徴する。逃れていた少女が無事に、父親の願いのままに帰還する。 残念ながらその父親は他人の子供のために命を落としますが、同じ運命の子供達のための一番の祈りは通じたのだと思います。 彼は避難のユダヤの子供達のために、洞窟でドイツのグリム童話を読んで聞かせました。 それはドイツのヤーコブ・ヴィルヘルム・グリム兄弟が初版は1812年、創作ではなく、ドイツ周辺地域の民話や童話(メルヒェン)を収集したものです。 今や170以上の言語に翻訳され、世界で最も多くの人々に読まれている童話集だ。「シンデレラ」「赤ずきん」「白雪姫」などなど。 あの時代、ヒトラーのユダヤ人撲滅思想の影で本来の意義を見失っていた。ドイツの世界に誇れる文化遺産が、ユダヤ人の心の慰みになっていたその皮肉。 現在戦争を遂行している国々に、歴史を冷静に紐解けば見えてくる伝統的な思想・改心・回向(えこう)が求められている。


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