코멘트
華やかな経歴を持ちながら、その辛辣な記事のせいで著名人にインタビューを全く受けてもらえなくなってしまったエスクワィア紙の記者ロイド・ボーゲル(マシュー・リス)。扱いに困った編集長の計らいで、子供番組の司会者であるミスター・ロジャース(トム・ハンクス)のヒーロー特集の400ワードの小さな記事を書くことに。 簡単な仕事だからと諭されて嫌々ピッツバーグの撮影現場に向かったボーゲルは、初対面のフレッド・ロジャースにその僅かなやり取りの中で自分の抱えている問題を見透かされ、思い通りにインタヴューを進められないことに苛立ちを覚え始める。誰にでも紳士的に振る舞い分かり合おうとするロジャースに戸惑いながらも、ボーゲルは徐々にその人柄に惹かれ始め、自分自身の抱える問題に向き合い始める、、。 本作でオスカー助演男優賞にノミネートされたトム・ハンクス。彼はもうオスカーを獲って然るべきレベルより更に上にいるから、なかなか最近受賞しないのは仕方ないのかもしれない。(だって彼が演じる度に受賞してたら他の人が出てこれないものね、と思わせるくらい) そんなトム・ハンクスはひとまず置いておいて、今作のボーゲル役のマシュー・リスがとにかく素晴らしかった。ジ・アメリカンズではロシアのスパイ役で、なかなか他には無い雰囲気を持った役者さんだなとは思ってましたが、本作ですっかりファンになりました。 母と自分と姉を置いて出て行った父親とは何年も交流が無く、母が病気で亡くなった頃から長い間ずっと父ジェリーに怒りを感じていたボーゲルの心の内が伝わって来て、彼が苦悩する度に一緒に泣きました。怖いと感じれば怒りをぶつけてしまうし、核心を突かれると自分を守る為にわざと相手が不快に思う様な言葉を返してしまう。そんな彼を支える奥さん役のスーザン・ケレチ・ワトソン(Thisisusでも弁護士の賢妻役を演じているので、ほぼキャラは同じですが)も良かったです。 ミスター・ロジャースの聞き上手で相手を敬う姿勢にはとても憧れるし、それが努力と訓練の賜物であるという妻サラ・ジョアン・ロジャースの言葉と、ミスターロジャースの「母親がいる者を食べたくない」という言葉はとても印象的でした。 観終わる頃にはボーゲル同様すっかりミスター・ロジャースに尊敬の念を抱いてしまう程。 今年1本目に観た映画は非常に素敵な映画でした。
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