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갓즈 포켓
평균 2.9
原題の「God's Pocket」はフィラデルフィア南部の労働者階級の町の名前。 この地に引っ越してきたミッキー(フィリップ・シーモア・ホフマン)は再婚相手ジーニーとその連れ子レオン(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)と3人で暮らしていた。 ある日、レオンが亡くなる。 死因を調べるようにミッキーに命じるジーニー。 葬儀費用の工面に奔走するミッキー。 住民のほとんどが何かの犯罪を犯しているような閉塞感のある町でミッキーは何を感じるのか… そんなフィリップ・シーモア・ホフマンの最後の出演作です。 何度も言ってきたけどフィリップ・シーモア・ホフマンは大好き。 『ノーバディーズ・フール』の若造な警官から、『フローレス』のドラァグクイーンの役も良い。 追い詰められる犯罪者の役なんていつも最高の演技を見せてくれる。 今作の公開後、2週間後位で亡くなってしまった時はかなりショックでした。 (享年46歳って…) 個人的には『パイレーツ・ロック』と『誰よりも狙われた男』が好き。 さて、今回の作品は出演陣も豪華。 殺されたレオンは殺されても仕方ないような差別主義。 ケイレブ・ランドリー・ジョーンズはこの頃から『ニトラム』だったのか。 凍った遺体の役まで演じきっていた。 ミッキーとつるむバード役のジョン・タトゥーロ。 二人で葬儀代をギャンブルですってしまったり救いようがない。 借金に追われるバードの妻は花屋をやっていてチンピラ相手を銃で撃ち殺す意外性が可笑しい。 みんな犯罪を何とも思っていないってこと。 アル中で記事を使いまわしばかりするコラムニストのリチャード(リチャード・ジェンキンス)。 女子大生やミッキーの妻ジーニー相手にどうしようもない生態…(性態?)を見せてくれた。 最後は住民に袋叩きに合う。 マホガニーの高い棺を買わせたい葬儀屋のエディー・マーサンも適役。 結局、この町を離れられない住民がほとんどだけどバードは妻とフロリダのトレーラーハウスに引っ越す。 訪ねて行ったミッキーの晴れやかな笑顔が最後は印象的だった。 ミッキーとバードは犯罪仲間だけど一番気の合う相手だったのだろう。 今作はあまり評価が高くないけど、救いようのない町で暮らすミッキーが一番まともに見えてしまうところも興味深かった。