
cocoa

아름다운 여행
평균 3.9
原題は「Donne-moi des ailes」。 直訳すれば「翼をください」の意味のフランス語。 気象学者で鳥類研究家でもあるクリスチャン(ジャン=ポール・ルーブ)が超軽量飛行機で渡り鳥と飛び、安全なルートを教え込む……そんな奇想天外のお話。 実話を基に作られた、アドベンチャーでもあり家族の成長も描いた素敵な作品でした。 南仏のカマルグの湿地帯で渡り鳥の雁(がん)を孵化させ、生まれた時に見たものを親として認知する…いわゆる「刷り込み」でクリスチャンは雛から育てます。 特殊のローブをミシンで縫って、鳥たちに自分を親鳥と認識させるクリスチャン。 その狂信的な取り組みを見ると家庭生活はうまくいかないのもわかるな。 元妻?(別居中か)のパオラは新しい恋人と暮らし、クリスチャンは一人息子トマを預かるが最初は退屈そうでやることがない。 そんなトマが雁の卵の孵化に立ち会い、一羽だけ種類の違う鳥にアッカと名付け、父親のプランに夢中になるのです。 父親クリスチャンと仲間ビョルン、そしてトマが鳥たちを連れて北極圏へ。 北ラップランドでは書類の手続きに手間取ってアクシデント発生。 そして何とトマだけが乗る超軽量飛行機が飛び立つと鳥たちもついてくるのです。 北極圏から何度か海や湖で着水しながら飛行する風景は圧巻! トマが飛行するシーンは別撮りだったらしいが、ほとんどCGを使わず美しい光景を撮れたのは凄かった。 細かい突っ込みどころはたくさんある。 文章偽造や種類の違う雁の登録を無理やりしたり、生態系に問題も起こしそうなやり方だった。 最初はクリスチャンやビョルン、トマが夢中になる中、パオラは女性独特な冷静さで「バカみたい」と吐露。 そんなパオラが最後はトマを心配したり渡り鳥に夢中になる姿は家族の再生のようだった。 半年後、鳥たちを最初に放った場所に無事に戻ってきたシーンには感激。 いろいろ法律違反をしながらだけど、環境保護や絶滅危惧種の保存の難しさもテーマ。 まさに「ニルスのふしぎな旅」のような トマの冒険。 ファンタジーのような作品でした。