
Till
5 years ago

더 씽
평균 3.3
名作SFホラー『遊星からの物体X』の前日譚を描いた作品。 前作に登場する「全滅したノルウェー調査隊」に何があったのかを深掘りした作品で、「壁に刺さった斧」や「無線機の前に座る死体」、「2つの顔が繋がった焼死体」などの謎が次々と解明されていくのは面白い。もちろん後付けではあるのだが、結構上手いこと伏線回収していくので、無理やりこじつけた感はないし、整合性もちゃんととれてる。「前日譚」としての完成度はなかなか高いと思います。 しかし、SFホラーとしての出来は普通。CGを使わずに特殊メイクだけでリアルに「物体」を表現したところが前作の最大の魅力だったのに、本作はCGを多用しており、「物体」が逆に嘘臭くなってしまっている。「物体が人間に同化して、それを火炎放射器で焼く」という一連の流れも前作と同じなので、目新しさも特にないのだが、前作の「あまり襲ってこない」という欠点だけは解消されており、ハラハラ感で言えばこちらの方が一枚上手かもしれない。 本作もそれなりに楽しめる内容になっているが、やはりジョン・カーペンター版を上回ることはできていない。改めて前作の素晴らしさを実感しました。