
なつみ

블루 피리어드
평균 3.7
カタルシスアニメです。 うああぁぁぁ、これは絵が描きたくなるよーー!!! まず原作が素晴らしいのですが、アニメ化するにおいて色彩、音楽、効果など様々な工夫を感じる。 芸術という分野の当て所なさ、主人公の八虎の感情の起伏や、絵にぶつけるカタルシスの演出が最高。 ガンガン心を揺さぶってくる。 特に1話は最高だった。 「芸術は理解し難い」という社会通念を掘り下げて、八虎が素直に個人的な「美しさ」を表現した絵を、理解されない孤独を、ほんの1mmでも理解してもらった喜びに繋げる展開。 八虎が絵に引き込まれることに、かなり説得力があったし、八虎の涙に自分を重ね、共鳴できた。 (正直、2話だけは、私的にはちょっといただけなかった。自分の絵でお母さんを説得する大切なシーンなのに、ここだけはなんか展開がゆる過ぎて、全く涙に感情移入できなかった…。でも3話以降からまた持ち直したので良かった。) 自分も小、中、高とクラブや部活で水彩・油彩を描いてきた身ですが、あの頃にこの作品に出会っていたらもっと違った今があったのかもしれないなぁ…。 初めてのコンクールで、先生に薦められた題材で描いて出したら、題材以外褒められなくて、しかも自分で付け足した部分を「ここは要らなかった」と言われて、まじめに描くことをやめてしまった。 「うまくできた!」と思ったのに、評価されず叩きつけられるこのゴールのない苦しさ。この壁を乗り越えていく登場人物たちを尊敬しながら見ています。(5話時点) 【最終回視聴後】 最後まで自分を重ねて、苦しかったし、嫉妬した。 でもそれがものすごく気持ちよかったです。 全てのエピソードが「表現者の苦悩と喜び」に繋がっている。 表現するだけではなく、そこに「受験」が絡まることで、数字や正解で押し測れない世界を他人の物差しで「評価」されるという苦しさが割り増しされる。 芸術や表現って「嫉妬」「劣等感」と切り離せない。 登場人物たちが常に何かに嫉妬し続け、そして常に嫉妬されている。絵が上手い、下手、なんて関係なく常に劣等感に苛まれ続けている。 悪い人なんて誰もいないし表面上の人間関係はとっても爽やかだけど、ずっとドロドロしている。 これが芸術に真剣に向き合う若者たちの、等身大の青春なんだ、と思いました。 OPの「EVERBLUE」のPVの中で、学生の子たちが言っていることが一つの答えです。 女の子が「自分の好きが認められた気がした」って言っていたけど、苦しみや劣等感を乗り越えてアイディンティティを曝け出し、キャンパスにぶつけたことが、他人に影響を与えることができたらこんなに嬉しいことはないのだ思います。 キャラクターも良かったです。 特にセンシティブの塊である龍二と、他者比較の沼にハマる桑名さんは、声優さんの良さも相まってかなり好きでした。 ヨタ助くんも八虎との良い対比になっていた。 インパクトのあるストーリー展開があるわけでもないので、面白いかどうかは人によると思いますが、魅力のある作品でした。 最後、森先輩に認めてもらえて良かったね。