
てる

아마추어
평균 3.3
飛行機の中で観賞した。飛行機で観るのに丁度いい作品だった。 ジョン・ウィックのような復讐劇。ボーンシリーズのようなCIAのスパイ物。ジャンルとしてはそちらなのだが、この作品は一味違う。 主人公はCIA職員ではあるのだが、デスクワーク専門で銃を撃ったこともない。殺しの技術はなく、諜報員でもない全くの素人なのだ。 だが、テロリストに復讐するべく、CIAから脱し、CIAの目を潜り抜け、それどころか出し抜き、テロリストらを一人、また一人と殺していくのだ。 CIAなのに頭脳戦ってのは今までになかった。面白い切り口だった。 今回、一番注目したのが、ローレンス・フィッシュバーンだ。 モーフィアスでとるやん。只者じゃない雰囲気を醸し出しまくっている。この作品がシリアスに出来上がっているのは彼の存在感が大きいのではないだろうか。CIAの指導官であり、現役の工作員。チャーリーを捕まえにくる工作員が1人なのは、彼に絶対の信頼を寄せているからだ。 まぁチャーリーにまんまと出し抜かれているけど。 この作品で最も緊迫感があったのは彼との逃走劇ではなかっただろうか。 最後に飄々とした姿でチャーリーの前に表れるのもカッコイイ。死にかけていたように観えるが、彼の中では日所茶飯事なのだろう。それともチャーリーを逃がすために一芝居うったのかもしれない。 ラミ・マレックも良かった。 彼の目はとても雄弁だった。たとえセリフがなくても彼の目を見ただけで感情が伝わったことだろう。 とても頭がいいのが覗える。それに細身とはいえ、ながりなりにもCIAであり、多少鍛えているのだろう。テロリストを追う体力とCIAとの逃走劇をするだけの体力があるのも頷ける。それよりも何よりも、なんとしても復讐をやり遂げようとする鬼気迫る表情が印象的だった。 頭脳戦と言っても遠くから操るとかではなく、実際に相手の目の前に赴いて手を下す戦法なのだ。始めは杜撰な計画で、情報も聞き出せない上に結果的に死んでしまうという大失態だった。しかし腹をくくったのか、段々とこなれてきて、大胆な方法で一人一人殲滅していく。正直、どちらがテロリストなのかわからないほどの冷淡な顔だった。 ラミ・マレックは悪役顔なんだね。 最後は心理戦で追い詰められるのかと思いきや、華麗なる逆転劇で幕を閉じる。CIAのガンも取り除き、無罪放免である。 案外、あっさり終わってしまったなぁなんて思った。だが、これはエンタメなのだ。これくらいの尺が丁度いいのだ。 深いことは考えず、飛行機の中でのんびり過ごしながら、ながら見するのにはうってつけの作品だ。 記憶に残らないような印象が薄い作品なのは間違いない。お昼に流れているロードショーなんかで観るのも丁度いいことだろう。 息抜きしたいときにどうぞな作品であった。