코멘트
アンドリュー・ネイダーマンの小説『悪魔の弁護人』を原作とするサスペンス・スリラー。 本来は事件の真実を究明するために設けられたはずの裁判制度。しかし、結局は弁護側と検察側それぞれの「エゴの戦い」になってしまっているのではないか。そもそも弁護側、検察側に黒星とか白星とか勝ち負けをつける事自体が間違っている。裁判制度というのは、本来は「弁護士VS検察官」の争いではなく、「真実VS嘘」の戦い。当たり前のことだが、その容疑者が犯人かどうかが最大の問題なのである。「弁護士VS検察官」というのはあくまで形式上の敵対関係であり、「真実を究明する」という目的は共通しているはず。にもかかわらず、それぞれの勝敗に拘った結果、証拠隠蔽などを招き、冤罪を引き起こしてしまうのではないか。これは常々疑問に思っていたことなのだが、本作はその「裁判制度の矛盾」に上手くメスを入れていたのが個人的に嬉しかった。もちろんそこだけではなく、「虚栄心」という人間の醜い感情、そしてそれが引き起こす「悲劇」といったより広義なテーマを扱っているのだが、それを「悪魔」というオカルト・ホラー要素を取り入れながら描くというのも斬新だったし、物語の構造自体も結構好みだった。 ただ、全体的にダラダラしてて冗長。144分はさすがに長すぎる。扱ってるテーマも興味深いし、話自体も面白いはずなのに、テンポが悪いせいで集中力が続かない。もうちょっとスマートにまとめて、尺も2時間以内だったら、かなりの傑作が誕生していたかもしれない。 キアヌ・リーブス、アル・パチーノ、シャーリーズ・セロンと豪華な顔ぶれだったし、終わり方とかも良かったのに、全体的にはつまらないと感じてしまったのが残念。でも原作は読んでみたいと思いました。
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