코멘트
2020年125本目は、今もっとも注目を浴びている制作スタジオA24が送ります『ディック・ロングはなぜ死んだのか』。 ------------------------------------------------------------ ゾンビを屁で動かす『スイス・アーミーマン』のダニエル・シャイナート監督だけあって、今回もキテレツ極まりない話の展開に唖然とさせられます。本作はコメディとして見るのが正しいはずで、「こんな馬鹿な話を何でずっと真面目にやってるの?」というシリアスな作風とのギャップをうまく衝いています。 ------------------------------------------------------------ ところが監督の徹底ぶりは少々度を超していまして、シリアスな雰囲気を最後の最後まで貫き、まるで崩そうとしません。特に顕著なのが「家族」の描き方です。主人公であるジークには奥さんだけではなく、幼くて可愛い娘もいます。それどころか死んでしまったディックにも美人の奥さんがいるため、たとえふざけた理由であったとしても「悲しむ・苦しむ人がいる」という事実が確かに存在するわけです。 ------------------------------------------------------------ 更に終盤に明らかになる事実を踏まえると、3人ともちゃんと施設に入所してリハビリを受けるべきある種の「病気」だったんじゃないか…とも思えてきてサッパリ笑えません。個人的にはかなり「救いようがない」悲しい話だと思います。アメリカ人は本作を見て大笑いしているんでしょうか。ユーモアのセンスが未だに分からなくて困りますね。
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