
cocoa
6 years ago

Sicilian Ghost Story
평균 3.4
事前情報を入れずに鑑賞。 イタリア、シチリアの小さな町で13歳のルナ(ユリア・イェドリコヴスカ)は同級生のジュゼッペ(ガエターノ・フェルナンデス)に想いを寄せていて、ある日森で手紙を渡す。 そんな淡い恋の始まりだったのに突然ジュゼッペは行方不明に。 ひたすらジュゼッペの心配をするルナの想いを描いたダークファンタジー。 ルナの暮らす家は照明も少なくひたすら暗い。 イタリアのまぶしい太陽のイメージはなく、ルナの行動にうるさい母親など、閉塞感のある背景なのかな。 森の木々、岩肌、湖の景色、その他、水の描写はとてもきれいな映像でした。 さて、今回も悲惨な実話とのこと。 父親がマフィアなので息子ジュゼッペは誘拐監禁されたのですが、力ずくで連れ去られた時も監禁中も目を背けたくなる暴力はそれほどありません。(あえて描いていない印象) ジュゼッペの家族の情報も少なく、ひたすら耐えるジュゼッペの姿だけ。 それだけに最後にジュゼッペに起きた悲惨な仕打ちはインパクトが強かった。 ドラム缶?セメント?…と思ったら「酸」で溶かすなんて…。 湖に捨てられ、水に馴染む「それ」のシーンもかなりなが回しの映像。 彼を心配するルナの心の描写なのか、現実と夢の混じり合うシーンは長かった。 それが冗長すぎると感じる方も多いかも。 笑顔の消えていたルナの最後のシーンは光を感じるかも知れないけど、ルナは実在しないんですよね。 最後にテロップに出た実際の誘拐監禁の説明にゾッとするほどの怖さを感じました。 ジュゼッペに贈る鎮魂の作品とも言われますが。 それにしても779日の監禁、拘束…、私ならひと思いに殺してください。