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star4.5
ダレ場は長ければ長いほどいい。と確か押井守が言ってたのが理解できる一作。 透徹した視線によるロードムービー風な特性はキアロスタミ的でもある。 ・ 空疎さというのは夜には美しく、昼には滑稽なものだということがわかる。何も無いということはそれ自体が見えすぎない程度でいれば心地よい。 ・ 個々人の敵意、悪意というのは恐れに端を発するもので、少年期の無垢な美しさから遠ざかっていくと共に、その恐れは身の内側から社会に滲み出ていき、世界の精神的な閑寂さは年を追うごとに色濃くなっていく。 種々の人物達の苛立ちと諦観が荒涼とした風景を更に枯らしていく。 ・ 親世代の罪を被るのは子世代であるが、ボールを蹴り返すことのできた少年にはまだ希望があるんじゃないだろうか。 頰に血を受けながらそれを見る医師の心情やいかに。
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