Schindler's Memo
5 years ago
4.5
스토커
영화 ・ 2013
평균 3.2
主演が18歳の少女で、大部分がその母、叔父との三人芝居と地味であり、パク・チャヌクのハリウッド進出作にしてはエグさが少ない印象だなと思いながら観ていたのだが、終わってみるとやはりこれはパク・チャヌクの映画そのものであると感じる。 冒頭とラストは同じシーンなのだが、冒頭では理解し難い少女の「微笑」の正体が何だったのか、これがラストで明かされる。これがかなり戦慄的であり、すなわち残虐性なのだ。 彼女は、自身に内包している性質を解放するのであり、それは「叔父」と「庭」を通して自身が探し当てたものである。主演のミア・ワシコウスカは、「アリス・イン・ワーダランド」のアリスを演じた少女であるが、ディズニーがプロデュースした圧倒的な不思議世界から、捲るめくファンタジーを探すのとは「真逆」のというか、極めてダークでインモラルな探し物である。この辺が怖く、この監督の面目躍如たるところであろう。 また、ニコール・キッドマンの「完成された美貌」というのもこの映画には不可欠なのだと思う。件の家屋敷にきちんと飾られた一幅の絵のような貴婦人であるのだが、あまりに完成度が高くてその域を出ない。それに比較してこの少女は、シャワーのシーンから以降、圧倒的な悪魔性で、美貌の母を凌駕するのだ。ラストで白い花が、迸る血で赤く染まるのが、それを象徴している。 さらに、全体的にはスタイリッシュなアングルと、奇抜なカメラワークに、得も言われぬ不思議さが漂っており、欧米ではあまりない映画であることも確かだと思う。