
半変人のお調子者
5.0

가디언즈 오브 갤럭시: Volume 3
영화 ・ 2023
평균 4.2
みんな大好きガーディアンズ・オブ・ギャラクシー堂々の完結編! 公開前から今回で終わりだと監督もキャストもずっと言っていたから、もしかして…誰かが死ぬんじゃないか…なんて思ってたけど… まさか誰も死なないとは!こんな幸福な終わり方をしてくれるとは!! そりゃ自分がDCに行くから、完結編だからって愛情込めて育ててきたキャラを殺すなんて事、ガン監督はしないよね。流石分かってる。 今回の主役は勿論ロケット。 過去パートは想像以上にハード。 まさかライラ達がみんな死んじゃうなんて…ハイエボをどんなにボコボコにしても虚しい…そりゃやさぐれるよ… ロケットはシリーズを通してずっと「アライグマって呼ぶな!と言ってたけど、アライグマが何なのか分かってなかったのか。他人から意味を分からずアライグマアライグマと言われ続けて、ずっとバカにしあがって…と思ってたんだろうな… そんなロケットが遂にアライグマの意味を知り、自分がアライグマである事を受け入れ、「俺はロケット・ラクーンだ。」と名乗って、アライグマで何が悪い!精神を見せつけてくれるの最高だった。本編の「ありのままで何がいけない!」というテーマとそのまま結びついてめちゃくちゃ良かった。 しかもそこで、ロケットは自分の知識でまたハイエボを出し抜き、形勢逆転、更にチームみんなで助けに来るという展開…そりゃ泣くよ… スターロードからリーダーを受け継ぎ、新生ガーディアンズで今日も銀河の平和を守る。もう彼は逃げない。ここでかかる曲が!もう分かってる!でもこのチームの戦闘は見られなさそうなのが残念… めちゃくちゃ見たい… スターロード、ガモーラの死を未だに乗り越えられず酔い潰れ、過去から来たガモーラが現れると自分が知ってるガモーラとどうしても重ねてしまう彼が何とも痛々しい… でもその「自分の理想を相手に押し付ける」という思想はハイエボと同じで、これどう乗り越えるんだろ…と思ったけど、なんと大人な着地だろう。 「あぁ最高だったよ…」大人だけど切なすぎる… マジで許さんあの顎キン◯マ… そして最後は地球に帰る。スターロードが宇宙に行った所から始まり、宇宙から帰ってきた所で終わる。綺麗な三部作の幕切れ。お見事です!! ドラックス、妻と娘の仇であるロナンとサノス亡き今、どこに落とし所をつけるのか…ガーディアンズという新たな家族の為に犠牲になるんじゃ…と思ってたけど、 父親に戻っていくって…そんな、そんな穏当で納得がいきすぎる結末になるとは。 ネビュラが泣かせた子供達を笑わせる所、破壊者ドラックスなんて言われてるけど、娘には本当に良いお父さんだったんだろうな…と分かり、泣けてくる。これからは子供達を育てていく心優しい父親として頑張って!! マンティス、エゴの元から解放されて、ガーディアンズとずっと行動を共にする内に、自分に出来る事、他者を愛する事を学んだ彼女は、チームから離れ、独り立ちをする事を決める。常に他者の良い所を見る彼女の優しさがチームを包み込んで一つにしていたと思う。 ネビュラがドラックスを悪く言った時に怒るマンティス。仲間同士悪く言うのが許せないんだよね…なんて心優しい子… ホリデースペシャルでもそうだったけど、怒ったり笑ったり、喜怒哀楽が2作目より自然に出るようになって可愛い。 これからも宇宙に優しさを振りまいていって!! ネビュラ、1作目の頃こんなキャラになるとは思っても見なかった。 ガーディアンズのツッコミ担当としてとにかく正論をぶつけてくるネビュラ。 人のマイナスな所ばかり見てしまうネビュラだからこそツッコミが成り立つんだけど、それだけでは何も正しいものは見えてこない。 人には短所がある分、必ず長所があって、それを理解することが大事なのだと彼女はドラックスとマンティスから学ぶ。 ロケットが遂に意識を取り戻したと知り、人目を憚らず泣き出すネビュラ。 そうだよね…あの5年間ずっと二人で戦ってきたんだもんね… こういうシリーズ外の積み重ねもきっちり入れてくるのが分かってるし上手い。 グルート、なんと言ってもスターロードと二人で戦うシーン。そんな戦い方ができるのか!?と大興奮。 意識を取り戻したロケットを抱きしめるスターロードを更に上から抱きしめて、枝を伸ばして包み込むグルート、ずっと一緒にいる大事な友達だもんね… 最後!?え?マジ!?喋ったぁ!!と思ったけど、あれは観客が3作通して遂にグルートの言葉を理解できるようになったという意味らしい。 最後の最後に粋な演出をしてくるなぁ… ガモーラ、本作最大の懸念だったけど良い!何よりガーディアンズに全く靡かないのが良い!あくまでも彼女は2014年の仲間になる前のガモーラだからそれが当たり前で、なんなら彼女が知る由もない事を共有してこようとするスターロードの方が若干気持ち悪い…笑 そんな仲間ではないスタンスなのに、終盤さあいくぞ!って時には呆れながらもガーディアンズについていくガモーラ。元々根が良い人だからなぁ。 スターロードとの最後が大人な着地だったのは前述した通り。本当素晴らしい。最後ラヴェジャーズに戻って満面の笑みを見せるガモーラ。ちゃんと帰る場所を見つけてる事が嬉しい。 コスモ&クラグリン、あの喧嘩殆どイチャイチャだろ!笑 まさかの"親父"のカメオには思わず落涙。 悪い犬って言ってる所からの良い犬だ!はめちゃくちゃ展開として読めるけど、アガるから問題無し! そして新登場のアダム・ウォーロック! 正直本作だけではまだそこまで魅力は出てないけど、これからバンバン出てくるだろうから大いに期待してる! まさかまんまアダムの創造をやるとは… 今回の悪役ハイ・エボリューショナリー素晴らしかった。ここまで徹頭徹尾クズキャラだとは笑 自らの実験と理想の為なら、動物達をバラバラに分解し、惑星規模で人々を皆殺しにする… でもこんなクズキャラだからこそ、最終決戦は何の気兼ねもなく「やっちまいな!」と思える。 チーム全員から攻撃を喰らってどんなにボコボコにされてもいじめ感は出ない。ざまぁ見ろ!! にしても本当にまんまロボコップだったなぁ笑 三部作の完結編として申し分ない見事な、本当に見事な映画だった。 強いて言えば、オルゴコープあたりの下りが若干間延びして見えたことくらい。 でもそんなのはガーディアンズの一致団結戦闘シーンで吹き飛んだ。 素晴らしい三部作をありがとう!ジェームズ・ガン!!DCに行っても面白い映画見せてください!! 映画評価基準 この映画が好きか 10 没入感 10 脚本 10 演出 10 映像 10 キャスト 10 音楽 10 余韻 10 おすすめ度 10 何度も観たくなるか 10 計100点