코멘트
星ゆたか

星ゆたか

3 years ago

2.5


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리멤버 미

영화 ・ 2019

평균 3.2

2023.3.24 妻に先立たれロサンゼルス郊外に一人で暮らす、70歳の元演劇評論家のクロード。 近所に住む同年代のシェーンと、体にいい薬などの意見交換の会話など。 お互いを気遣いながら気ままな生活。 この老年男性二人の日常の他愛もない会話の様子は、ちょっと前に見た「ぶあいそうな手紙」(19:ブラジル)の主人公と友人との素描に似ている。 クロードには40代の一人娘とその16歳の孫娘がいて。 12年前に娘が再婚した相手は、この度売春婦を買ったとかのスキャンダルで副知事を辞任した娘婿で、以前から彼とも折り合いが良くない。孫娘もそんな継父に反発し、家を出て祖父クロードと住みたいとすら思っている。 そんなある日、ネット記事で彼が若い頃演劇評論もした女優リリアンがアルツハイマー認知症で、老人ホームに入所している情報にショックを受ける。 彼女の存在は女優と評論家の垣根を越え、一時は夫のいる彼女と駆け落ちするまでの決意を持った、彼の結婚する前の“☀️熱い思い出の女性”だった。 とりあえずそのホームを訪ね、変わらぬ美しい魅力の彼女を、離れた所から確認した。 すると“いてもたっても”居られず。 彼女と同じアルツハイマー認知症を装おって、彼女のそばにいられる計画を立てる。 そのためにその病気のことを研修し、医師の偽りの診断書を用意する準備に取り掛かった。 友人のシェーンにも協力してもらい、何とか入所することに。 昔の自分のことを思い出せない彼女のために。 彼女の好きな百合の花(リリアン=リリー)をたくさん💐花束にして彼女の部屋に届け。 また彼女の好きだったジョージ・ガーシュウィン(1898―1937)のCDもプレゼント。 嗅覚と聴覚の両面の刺激で、何とか記憶のトビラを開かそうとした。 ちなみにこのガーシュウィンの曲は。 「エンブレイサブルユー」(My sweet embraceable you !) ♪わたしを抱きしめるあなた♪ 古くは1930年にブロードウェイミュージカルでフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの舞台によって器用され。 歌唱ではビリー・ホリディに44年に録音された他、ナット・キングコール、エラ・フィツジェラルドなどそうそうたるジャズボーカル歌手に愛唱された楽曲らしい。 ともかくこのクロードの心配りで、徐々に安心感を彼女に与え、手を繋ぎ施設園内を散歩するまでに。 そして決定的に記憶の一部を甦らせることになるのが。 施設内で定期的に、外部から簡単な演劇を呼んで見せる催し。 孫娘の演劇好きな数人の仲間とで、リリアンの舞台の代表的演目。 シェークスピアの「冬物語」を演じてもらうことに。 施設内に設置された簡単なステージの上で、孫娘らによって語られるセリフ。 『……この苦しみはいずれは私の美徳となろう……後悔する姿は望みません…』 この物語は夫と愛人の狭間で揺れながらも、最後まで夫を裏切らず葛藤する王妃ハーマイオニーの内容で。 当時の彼女自身のクロードへの身の振り用をダブらせている。それ位この物語は、二人にとって意義深い。 だからこそ彼はリリアンの記憶再生の手段として孫娘達に演じてもらったのだ。 すると、なんとじっと聞いていたリリアンが、そのセリフの言葉が彼女の唇に浮かび、それを重ね、囁き、その内に。 次のセリフも先立ち発するように。 椅子から立ち上がり、前に進み、皆の前で披露した。 ここは認知症の人が昔の愛唱歌を口ずさんだという事例と同じか。 脳記憶機能の不思議さ。 部屋に集まった入所員と施設員の人達の顔が、その彼女の様子に感激し明るくなっていく場面は、こちらも思わずウルウルとなった。 劇中度々主人公から語られるシェークスピアの詩文。 『✨星の燃ゆるを☀️太陽の巡りを疑えども 真実と偽りとを疑えども 我が愛を疑うことなかれ 命のある限り』 クロードとリリアンは、結局クロードの認知症が作為の偽りであったことから。 退所せねばならなくなる。しかもリリアンには夫もいて、施設長も立場上困るという。 しかし後にその夫が、家に帰ったクロードを訪ねて来て。 『あなたは妻を輝やかせてくれた。』 『あの若い頃駆け落ちをしようとした時も、妻は残ってくれた。感謝してる。』 『いつでも会いに行ってやってくれ。』というではないか。 その言葉にクロードは。 『君の心づかいは、この人生で最高の贈り物だ。』と思わず返す。 こういう恋敵との和解の会話は若い頃には中々成立しないだろう。 年老いてお互い最後を見据える年齢にならないと。 でもちょっと憧れるな。 主役を演じたブルース・ダーンさん(36年生まれ)は「帰郷」(78)のアカデミー賞候補や「ネブラスカふたつの心の物語」(2013)のカンヌ映画祭の演技賞もあるが、私にとってはヒッチコック映画(76年の「ファミリー・プロット」なんて)の印象が強い。 また彼の信条としてはこう述べてます。 『ストレスを感じている時に、どのように振る舞うかをキャリアを通して追求してきた』と。 またリリアンを演じたカロリーヌ・シオルさん(49年生まれ)はフランス人女性らしい、品のいい年の取り方をしている感じがとても愛らしい。