
星ゆたか

알린
평균 3.1
2022.12.11 2022年12月8日、大好きなセリーヌ・ディオン(1968年生まれ)さんが、難病「スティップパーソン症候群」を患っていて、治療に専念するため来年のツアー公演の延期・中止を公表した。歩行・歌唱などの困難をリハビリ治療中だそうです。 この病は中枢神経経系疾患の影響で、体幹や腹部の筋肉が徐々に硬く大きくなり、最終的には全身の筋肉が動かなくなる100万人に一人の難病で、セリーヌさんは以前から苦しめられていたと告白している。 あの細い陸上選手のようなアスリート体型で、全身で絶叫するような歌唱スタイルに、日頃のストレスが加わり発症したのであろうか。 この映画はトータル・セールス2億5千万枚の“世界の歌姫”セリーヌ・ディオンの半生をモデルにした伝記ドラマ。 彼女は1982年ヤマハ世界歌謡音楽祭に14歳で初来日。以降95~18年にかけて5度の来日公演をした、マライア・キャリー(69年生まれ)と共に日本でも大変人気の高い歌手🎤だ。 彼女の2016年の最愛の夫ルネ・アンジェリル(1942~2016)が1月に亡くなり、まだその悲しみの心身の傷の癒えない12月のワールド・ツアーのシヨーに、大変感激した仏の女優ヴァレリー・ルメルシエ(1964年生まれ)がその彼女にエールを贈る意味合いで監督・脚本・主演し製作した映画だそうだ。 30億円もかけ本国ではそれなりにヒットした作品らしいが。 そもそも14人兄姉の末っ子のセリーヌ(役名アリーヌ)の12歳から演じるということが、舞台劇ならいざ知らず、“無理!”なのに。 幻想劇でもないこの映画の“色調”に、まったく合わない。 せめて彼女は40代から現在の50代位だけにして、あとは子役・娘役の女優さんを連係し、魅せて欲しかった。強引な我流で突き進むだけでなく、さらに繊細な心配りが必要なのではなかろうか。 このヴァレリーさん「プチ・ニコラ最強の夏休み」(14年ローラン・テノラール監督)の母親役なんてとても良くて。(この作品は是非オススメ!) 本作も年相応の歌姫ぶりは悪くないだけに、10代の少女を演じた様子はまるで小人族(ホビット)か!という位、おかしくてすごく残念。(身長170センチ以上の姿はCG撮影技術で修正したそう) この映画は、例えて言うなら。 自分の相手を思う気持ちを優先して、高いフェンス塀を自分のハシゴを使い乗り越え、相手の敷地へ入り、相手に近づこうとする行為とでも言う所か。 以前私はドキュメントのセリーヌ・ディオンの成功に至るまでのフィルムで、彼女の少女時代を見ているだけにいかにもこれは惜しい。 母親や兄姉の家族の彼女の歌手への始まりからその後の支援。実父の父(祖父)が横暴で我が子の小遣いを貯めたドロップ空き缶の金を奪い去る幼少の悲しい記憶。そこで僅か一枚残った金貨を、娘アリーヌがもらい受け。それを世界的歌手に成った後にも、御守りのように握りしめ、父親に数回見せる描写は心光る。 そして24歳の年齢差も夫婦の壁に何の問題もなく、公私共々心服していたマネージャー兼夫のルネ・アンジェリル(役名・ギイ=クロード・カマラウ)の、彼女の子供の頃から世界的歌手になる素養を見抜いていて、スターにするまるでのその戦略ぶり。 また彼女自身のスターの孤独、そして三人の子供の母親になってからの仕事と私生活の板挟みの苦悩などもそこそこ描かれている。 ただグラミー賞5回のその歌声と楽曲の素晴らしさを、もう少し今流の触り聴感でなく、じっくり聴きたかった。 「My Heart Will Go On」 「All By Myself」 「Beauty and The Beast」(Duet with Peabo Bryson)「The Power of Love」 「Because You Love Me」 「I´m Your Angel」(Duet with R.Kelly)など。 日本でTVドラマの主題歌で大ヒットした「To Love You More」(Featuring Taro Hakase)なんて最高なんだけどなぁ🎵 何はともあれセリーヌ・ディオンさんの健やかなる快癒を、心から願い祈っております。