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星ゆたか

星ゆたか

7 months ago

3.0


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52헤르츠 고래들

영화 ・ 2024

평균 3.6

2025.9.3 2021年本屋大賞✨の原作者.町田そのこさん(80.3.9)は小学高学年から中学にかけて“苛め”に遭い本の世界(特に氷室冴子さん)に逃げていた時期があったそうで。 その時の経験から〖声なき声〗(声をあげたい·声をあげるのを諦めた·あげる事を知らない人ら)の代弁として。 本作の【児童虐待】について書き上げたと話す。 『52ヘルツのクジラたち』のクジラとは。 他のシロナガスクジラ等の約10┈39ヘルツに比べ高い周波数で鳴く🐋クジラが1989年頃から観測され、存在している事実が記録されている。 ただ他のクジラの仲間からは聞きとれないので。 『世界で最も孤独なクジラ』と呼ばれてる。 その辺から、叫んでいるのに届かない寂しさや、叫んでいたのに受けとれなかった悲しさの人間の社会。 比喩的にその社会から孤立している人々や、理解されないと感じる人々の心情を表す言葉に置き換えられているそうだ。 そしてその声を受けとれる唯一無二の関係を❬魂のつがい❭として表現している。 監督は成島出(いずる)さん。 私の最近の鑑賞レビューでは8月13日の[孤高のメス](10)がある。 出演は杉咲花さんがヒロイン貴湖役、昨年9月30日見た[市子](23)に続く熱演だ。 他にLGBTQの(女性から男性に変わった)という難しい役安吾に志尊淳さん。 貴湖の務める会社の専務で企業政略結婚が決まっていながら、貴湖と関係を持つ役に宮沢氷魚さん。 貴湖の親友に小野花梨さん。 後年住む事になる田舎の青年の金子大地さん。 そして彼の祖母役に倍賞美津子さん。 そして“娘”がいつの間にか“息子”になって驚く母親役に余貴美子さん等が中々いい印象に残った。 映画を見始めて、最初に(またか❗️)と思ったのが。 最近見た[あんのこと](24)に登場してくる。 “母親になれない”母による娘への虐待という毒親の描写だ。 あちらは娘を『ママ』と呼び実の子供を痛めつける。 こちらの母親は再婚相手が動けなくなり、その介護をやらせ、気に入らないと“愛してるから離れないで”と言いながら娘を殴り続ける。 こういう愛してると泣きながら暴力を振るう、矛盾した心理や言動は。映画を見て知る人間像だ。 更に過去(虐待の十数年そして再生のここ2.3近年)から逃げてきた田舎で知り合う虐待されていた少年の。 しゃべれなくなったのは。 母親が怒って、息子の舌に煙草を押し付けたからというのだから。想像するだけでも、この母親は憎々しい。 その育児放棄の腹いせから虐待の若い母親は。 少しばかり綺麗なのを鼻にかけて、世間の男どもと、その日その日、楽しければいい関係持つだけの女だ。 これら三人の毒母親に共通しているのは。 男との肉体関係の結果、子供を産んだけど。 精神的に母親になってない未熟な大人だ。 こういう女性はやはり、同じ様に母親から真実の愛を与えられていないか。 あるいは、何不自由なく、考える間もなく、わがままに育てられたかであろう。 この作品は、そういった加害者対立被害者の悲しみを訴えただけの物語ではなく。 また社会から声をあげても気ずいてもらえなかった人に涙する話だけでもなくて。 その声を聞こうとしなかった私たち〖社会〗に向けての問いかけであると作者は語る。 「児童虐待·家庭内暴力·性的搾取」は。 誰かが目を逸らした瞬間に落ち。 『気ずけたかも知れない私たちに目を向けさせる』 そしてこの誰にも届かないと感じたことのある人間だけが。 本当の意味で、この聞こえない『誰かの声』を拾えるのだろう。 この作品の中で。 杉咲花さん、志尊淳さん、宮沢氷魚さん、小野花梨さん、そして余貴美子さんの演じる人物が。 全身で声をあげて、それぞれ絶叫する場面がある。 それこそ普段押し込めていた感情(悲しみ·悩み·怒り時に喜びも)を爆発させるが如くだ。 これらは確かに、大変激しいので、画面の観客にも、何かしら届き、感情を揺さぶる。 その意味では、普段見逃されて、他人の届かない声に気ずかされた、人間に聞こえる強さと言えるかも知れない。 児童虐待の事実に気ずかされたとして。 それを例えば救おうとした場合。 一般では、やはり警察通報そして、児童は保護施設行きになると思うし。 中々関係のない他人が、いかに同情し、世話しようとしても、難しいのが社会の仕組みらしい。 その辺の壁を。 原作では詳しく手続き、具体的方法について書いてあるそうだ。 中途半端な同情だけでは、中々現実には困難であると。 その辺は、映画ではセリフの簡単な説明にとどまった。 またヒロインの逃げこんだ田舎の海辺の街は。 彼女の祖母の残した、海に面した見晴らし台など。 大変、気持ちが解放される所だが。 一方で田舎ならではの無遠慮な眼差しに貴湖は、辟易するのが、原作ではあるらしいが、映画の描写はなかった。 ただ最後にとりあえず、望みの持てる映画の終わり方は救われた。✨