
Satchan
7 years ago
3.5

바디 오브 라이즈
영화 ・ 2008
평균 3.2
『テルマ&ルイーズ』『エイリアン』などのリドリー・スコット監督作品。CIA工作員フェリス役にレオナルド・ディカプリオ、本部から指示をするベテランCIA幹部エド役に『L.A.コンフィデンシャル』のラッセル・クロウ。CIAは、国際的テロ組織のリーダー、アル・サリームを捕獲する任務にあたっています。『ゼロ・ダーク・サーティ』『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』などのマーク・ストロングが、ヨルダン情報局の責任者ハニ役でした。ヨルダンの人がどんな感じか、はっきりと知らないけど、イメージは何故かぴったり。格好良すぎるスーツが、手段を選ばない悪党の印象を醸し出してました。 ハニはCIAと手を組んでいるのですが、現場の様子を理解しないCIA上司エドがフェリスの邪魔をする感じ。国際的な舞台でも、その辺の会社でも、人間関係ってそう変わらないんだよな〜と思います。現場を知らないと、机上の空論みたいなことになりますよね。 作中、ビン・ラデインが出てきたので、アル・サリームは実在するのかと思い、調べましたが、見当たらず。架空の人物でしょうか。ビン・ラディンが殺害されたのが2011年で、本作は2008年公開なので、それ以前の作品です。 でっち上げのテロ情報におびき寄せられるアル・サリーム、いきなりテロ組織のリーダーにされてしまう建築家、恋仲の女性を誘拐されるフェリス、拷問を受けるフェリス、ひどい作戦でした。フェリスは、CIAのやり方に疑問を抱いて去っていきますが、普通の人間だとそうなるだろうな、と思います。人間、そこまで冷酷になれるのかな〜。