
てる

카사네 : 빼앗는 얼굴
평균 3.1
暗いですねぇ。でも、その暗さがいい。この作品はその暗いままで突き進むからいい。 もしかしたら、都合良く青春映画のようなハッピーエンドが待っているのかと不安だったが、そこは良い意味で裏切ってくれた。見事に闇堕ちしてくれた。 芳根京子の顔が可愛い。それは作品のテーマとして間違っているのかもしれない。まぁ、顔の良し悪しではなく、顔に大きな傷があるのが問題なのかもしれないけど。 ただ、顔が可愛いので、その傷を整形やらメイクやらで薄めたなら、顔を取り替えずとも女優として活躍していけたのではないかと、物語の根本をひっくり返してしまいそうな疑問を持ってしまえるのは、些かどうかとは思う。 でも、そりゃあどうせ女の子同士のキスシーンを観るなら見目麗しい方がいいに決まってるよね。キャスティング側の気持ちもわからないではない。 最後のシーンで完全に丹沢ニナになりかわった累は、美しいが、恐ろしい怪物になったようであった。 しかし、醜い顔の人間であれば、その嫌悪感はより一層強いものであったはずだ。 作品的には美しいと思われた方がいいのかもしれないが、演出としては、そちらを選んでもよかったのではないかと思う。 まぁでも、とにもかくにも芳根京子の芝居はよかった。 一方、土屋太鳳はなぁ、まぁ悪くはなかったが、他にベストな女優はいなかったのかなぁと思ってしまう。唯一上手いと思ったのは、踊っているときだけだ。 このキャスティングは慎重に選んで欲しかった。こちらの役も若手実力派の女優さんを選んでほしかった。 もし、この二人がかなりの実力派であったなら、この作品は全然違ったものになっていたことだろう。勿体ないことをした。 サロメを扱っているのは面白い。原作でも取り扱っているようだが、生首にキスをするという行為を受け入れて怪物になるという設定はかなり面白い。 映画では、キスして終わりだったが、この後サロメは王に処刑されるのだが、それを今後の暗示として受け止めるとさらに面白い。 きっとこの後、怪物になった累は凄惨な死を迎えるのだろうと思うと、この先を観てみたくなる。 キャストを替えてリメイクしてくれないかなぁ。Netflixで、予算を盛大にかけて、10話くらいでやってほしい。 それ絶対面白いと思うんだけどなぁ。