実在したミレイユ・ジョスパンという元フランス首相の母親であり、尊厳死をずっと望んでいた女性とその娘の話（息子も）。見終わったときに、多くの人に見てもらいたいと感じた作品。 尊厳死は難しい。自分の親が尊厳死を望んだら、自分はどうするだろうか。私の妹はどうだろう。と考えさせられる。 親が気も確かで、でも自分でできることが少なくなっていく、子供の世話になりたくない、その気持ちは何となく想像ができる。でもそれを受け入れるかどうかはまた別のことのように感じる。でも誰の人生なのか、という話である。 映画の主人公である母娘は本当に泣いて、笑って、残りの時間を母が望むように過ごしていたように感じる。一緒にその時間を楽しむ感じ。とても大切なことだと思う。