
BLOOM
4 years ago

스윗 앤 로다운
평균 3.4
『愛って風船の形をしているんだ。 (中略) 時には風に流されよう 時には雨にうたれよう いつか降りゆく場所さえも 僕と君は一緒なんだね』(野島伸司『世紀末の詩』より) 愛は恋とは違う。ギター弾きエメット(ショーン・ペン)が最後に感じた痛みは恋だったのか、それとも。あらすじは今の通り。 1930年代のシカゴ。エメット・レイは、自分をジャンゴ・ラインハルトに継ぐ「世界で2番目」だと豪語するジャズ・ギタリスト。ある日、公園で口の不自由な少女ハッティ(サマンサ・モートン)をナンパした彼は自分のギターの音色に目を輝かせるハッティと成り行きで同棲生活をしはじめる。だが、同じ女性と居つづけられないエメットは、ハッティの愛の深さに気付かず上流階級の小説家ブランチ(ユマ・サーマン)と結婚してしまう。やがて彼は自分の過ちに気付くのだが…。 愛とは共に寄り添った二人に、そっとかけられる毛布のようなもの。愛は引き離された時に痛みを感じるのもなのだ。だから、辛くなって思わず手放してしまうのは愛じゃない。でも後になってその痛みを感じることもある。エメットが最後に感じた痛み、それはもしかしたらハッティに対するほんの小さな愛だったのかもしれない。 見終わって思うのは、彼女は本当に結婚していたのか、子供は誰の子だったのかということ。それを全て明かさない事で、見終わった後その余韻に浸ることができる。また、主演のショーンよりも目立っている音楽を楽しめるのもこの作品ならでは。ハッティが惹かれたのも音楽、エメットが大切なものに気付くきっかけになったのも音楽。本当の主役はもしかしたら、音楽の中に隠れているのかもしれない。(04/02/01)