
ジュネ
8 years ago

코코
평균 4.0
今年のアカデミー賞長編アニメーション部門・主題歌部門を制したピクサーの最新作で 、全くといって良いほど「スキ」の見当たらない、恐ろしい完成度に驚愕させられること間違いなし。 舞台やキャラクターをメキシコに統一することで世相をバッチリと反映し、次から次に登場する魅力的なキャラクターで心をガッチリと掴むと、物語はそのままの勢いにグングンと進んでいく。 そしてそれを彩るのが「言葉では言い表せない」ほど美しい異界の圧倒的なビジュアルと、本作のテーマの1つともなっている胸に迫る数々の「音楽」で、目でも耳でも存分に映画の醍醐味を堪能できる死角ナシの傑作です。 中でも、生と死にまつわる大きなスケール感を予期させつつも、それがやがて老若男女、全ての人に通ずる分かりやすい「家族」の物語へとシフトしていく脚本が素晴らしく、複数の脚本家を集めて納得するまで徹底的に議論を交わし続けるピクサーならではの美点がいかんなく発揮されています。途中「えっ?」と思うような展開も待ち受けているのですが、そのハードルをちゃんと越えて起承転結を淀みなく完成させるのはホントに凄いですね。 総合プロデューサーのジョン・ラセターがセクハラで休職中ではあるものの、もう彼なしでもなんとかなるレベルに到達してるんじゃないでしょうか。