
YOU

들의 49일
평균 3.4
2021년 08월 26일에 봄
大林宣彦が監督・脚本を務めた、2014年公開の戦争ドラマ。 『この空の花 長岡花火物語』に続く”戦争三部作”の第2弾となる本作は、長谷川孝治の『なななのか』を原作とした作品。まず序盤の病室の場面からいきなり『この空の花 長岡花火物語』宜しく”凄まじいスピードと情報量の会話シーン”が10分近くノンストップで続きます。しかも今回は登場人物が多い上にその相関図もかなりややこしく、更にそのスピードは前作『この空の花』からまた何倍も増しており、デジタル時代に差し掛かった大林作品の尋常じゃないドライブ感を存分に堪能出来る実に楽しいプロローグでした。前作同様に「戦争と平和」をテーマにしつつも、今回はより寓話性を帯びた家族ドラマとなっており、大林作品を象徴するモチーフでもある”性と死”がより濃厚に反映されています。全編通して描かれる”戦争の記憶”、そしてノスタルジックに語られる”女性との運命”、これらを輪廻転生や”なななのか”(=四十九日)といった仏教的死生観を軸に語っていく本作は、やはり大林監督の過去作とも完全に通底する独自の魅力やメッセージ性が感じられました。作品全体が合成処理や抽象表現によって作り上げられた”虚構性の高い世界”だからこそ、その中で語られる”リアルな戦争の記憶”がこちらにもより痛烈に響いてきますし、本作を観た我々がまた様々な形で”戦争を次世代へと受け継いでいく”ことこそが大林監督がこの作品に込めた切なる願いなのだと思います。 前作に引き続き本作でも東日本大震災や福島第一原発事故の話題が登場します。実際に被災した人ならずとも同じ日本に住んでいる以上これはもはや現代人共通の問題ですし、悲惨な戦争の記憶と合わせて「次はあなた達が行動していく番だ」と大林監督が若者に向けて問い掛けているような作品でした。会話劇のスピード感や後半以降の回想シーンからも本作は前作以上に”力強い一作”となっていますし、自分は171分という長尺もこの物語を語る上では必須だったと思いますね。もちろん今回ももの凄く変な映画であることには違いありませんが、『この空の花』と並べて観ることで本作が持つテーマ性もより強く受け止めることが出来ます。今回も凄まじい作品でした!面白かったです! 未だにタイトルがスラスラと言えない。