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星ゆたか

星ゆたか

2 years ago

3.5


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가을 햇살

영화 ・ 1960

평균 3.7

2023.10.16 生誕120年・没後60年にあたる今年。 小津安二郎監督関連のイベントが各地でとり行われている。 そこで季節がら小津最後の三作とされている。〔秋〕がタイトルに入る作品を見直してみた。まずはこの映画から。 昭和35年に公開された、現天皇の浩宮さまのご誕生の年でもある。 映画ベスト5の顔ぶれを見ると。 「おとうと」(市川崑)「黒い画集あるサラリーマンの証言」(堀川弘通) 「悪い奴ほどよく眠る」(黒澤明) 「笛吹川」(木下惠介) そして小津監督とそうそうたる名が並ぶ。 ちなみに洋画ではチャールズ・チャップリンの「独裁者」が本国に遅れる事20年にして、やっと公開。 「甘い生活」(フェデリコ・フェリーニ) 「太陽がいっぱい」(ルネ・クレマン) 「大人は判ってくれない」(フランソワ・トリュフォー) 「勝ってにしやがれ」(ジャン=リック・ゴダール) などを抑えてベストワンに輝いている。 さてその小津さんの「秋日和」である。 私は初めてこの作品を見た年は「麦秋」(51年)の30歳の原節子さんにまさに魅了されてからの事なので。 40歳の原さんが未亡人の役で、娘を嫁に出す事に心配りをする地味な、一見作品の焦点上、後ろへ下がった風合いが。 何ともやりきれない思いを、当時も抱いた記憶がある。 「晩春」(49年)では当時28歳の原さんが嫁にいくにあたり、父親の笠智衆さん(当時44歳)に甘える娘役だったのに…。 ドナルド・リッチー氏が本作に対しての賛辞の言葉に。 《哀歌》《エレジーの悲哀》と言ったが。 子供の幸せの為に、一人親が少しぐらい寂しい思いをしても仕方ないとする心情。 原さんは物語の中で、24歳の一人娘を嫁がす45歳の役を演じた。 娘役には司葉子さん(当時25歳)。 その職場の親友役に岡田茉莉子さん(当時26歳)。 どちらもお年頃の、甘いハツラツとした魅力をフリマイている女優さんを相手に、しっとりした落ち着きの演技でその若さを受け止めている。 映画では亡夫の友達三人組(佐分利信、北竜二、)の一人。 中村伸郎さんに、娘の結婚にネックになっている母親の再婚話を先にの相談に行かせた所。 六年前に亡くなった夫を、いかに今も 『愛しているか❕』と聴かされ、 しかもホロリとされて、その白い指でリンゴを剥いてもらい食べてきた。 『あんなのを言うんだね、雨に悩める 海棠(かいどう)って』 その様子に自分に奥さん(三宅邦子)でもいなかったら、再婚したいぐらいと話させる所があるが。 この辺を会話だけでなく、描写として見せたら、全体の親友達の酒の上の話の喜劇性という点では余計になるかも知れないが。 こと原さんの熟した柿が堕ちる寸前のような魅力を、スクリーンに残せたのではないかとすら思えた。 何故ならこの映画の三年後、小津さんの死を見届けた後。 自らも“四十歳を過ぎたら衰えた容姿をさらさない為に引退するとも言っていたとする。 42歳の時の映画を最後に映画界のみならず。 いっさいの呼び掛けに応ずる事なく 隠とん生活の果て95歳で生涯を閉じたのだから。 しかしそんな悲哀の“秋日和”の光りの影を感じさせつつも。 全体に漂う軽快な秋の明るさを斎藤高順さんの音楽に乗って。 特に三人組の酒の席でのシャレタ会話が。落語のような面白さとして堪能させてくれるオススメの一編であります。 小津監督はこの作品に寄せて。 『世の中はごく簡単な事でも、みんながよってたかって複雑にしている。複雑に見えても人生の本質というものは、案外何でもない事かも知れない。これを狙ったのがこの作品です。それに一つのドラマを感情で表すのは易しい。泣いたり笑ったり、そうすれば悲しい気持ち、嬉しい気持ちを観客に伝える事が出来る。 しかしそれでは単なる説明である。劇的な起伏を描かないで人生を感じさせる。 そういう演出を全面的にやってみた。 「戸田家の兄妹」(41)の頃から考えていた方法です。完全ではないが、まぁまぁの出来かな。』