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star4.0
大林宣彦が監督を務めた、1977年公開のファンタジー・ホラー。 大林宣彦の初の長編監督作品となった本作は、夏休みに叔母の家へと訪れた7人の少女達に降りかかる数々の恐怖がポップなテイストで描かれます。これはめちゃくちゃパンチの効いた一作でした。とにかく世界観や語り口が非常に独特です。同一ショット内に写し出された2つの画面が一致し一つの映像になったり、背景画を用いたワンカットでの場面転換が行われたりと、他では見たことのない独自の演出がもう序盤から多用されています。更に車窓から見える景色やバス停の後ろに写る背景画は明らかに絵であり、後の出来事を予感させるような不気味さも漂います。そして屋敷を訪れてから起こるホラー展開はどれも結構怖いです。特に最初に起こる惨劇には、油断していた分めちゃくちゃビビりました。また後半に進むにつれて残虐度もどんどん高まりますし、ホラー映画としての緊張感もしっかりと兼ね備えています。デビュー作という事もあるのか、全くエンタメとして昇華せずに大林監督の持ち味や趣味嗜好をそのまま詰め込みまくったからこそ、作品全体がエネルギッシュで楽しい雰囲気に満ちています。 全編に彩られたギャグ漫画のような演出と、それとは対照的な恐怖・残虐描写の両方がつるべ打ちのように展開される超アバンギャルドな作品でした。更に本作では明確に”性と死”が語られており、前述の演出により意図的に創り上げられた”虚構の作品世界”の中だからこそ、そのメッセージ性の部分がよりくっきりと浮かび上がっています。これはとてつもないデビュー作!カルト映画化するのも納得です!めちゃくちゃ面白かった! 個人的にはクンフーがお気に入りです。友達数人と集まって観るのも楽しそうですよね。
30