モンスター映画の傑作！ スリルに満ちた展開、大迫力の映像、そして3大イケメン夢の共演！ たまんねぇ！ 「ジュラシック・パーク」や「T2」、「タイタニック」等のVFX技術の成熟を経て、2000年代初頭はハリウッドのCG革命絶頂期。 「ロード・オブ・ザ・リング」、「ハリー・ポッター」といった1億ドル規模の超大作が次々大ヒットし、80年代以来の黄金期を築きます。 残念ながらヒットに至らず、B級扱いとなった本作。 製作費こそワンランク落ちるものの、間違いなくその時代の色濃い作品のひとつ。 確かに大味でストーリーにも粗はあるが、ハイクオリティな映像や豪華キャストは他作品に負けず劣らず。 全編通して清々しい程エネルギーを放ち、バブリー期に相応しい快作に仕上がっている。 「リベリオン」とともに、日本ではよく地上波放送されていて知名度が高く、廃盤ながら田舎のレンタルビデオ屋でもとりあえず置いてある作品。 もう20年も前の映画である事に驚き。ベールもマコノヒーも全然老けないですね。 「トランスフォーマー」、「パイレーツ・オブ・カリビアン」で頂点を極めて以降、ハリウッドのCG技術は頭打ちに。 業界の不振に反して肥大化ばかりする製作予算も相まって、低品質なCG映画が濫造される昨今ですが、久しぶりに本作を観て、そういうもどかしさをスカッと吹き飛ばしてもらいました。