インド独立の裏で繰り広げられたイギリスのパキスタン建国に対する思惑は本当に衝撃的。 インドとパキスタンは現在もカシミールという地区を巡ってテロや紛争真っ只中だそうで、この映画を観ると更に複雑な気持ちになります。 もともと同じ国の隣人と何十年も敵対することになるとは。(しかもその原因があの首相だとは) 独立からまだ70年ちょっとしか経っていないので、この頃生まれた世代はまだまだご健在だと思いますが、一体英国に対してどんな思いでいるのでしょうか。 映画としては、恋愛描写はカットして、もっと多角的に独立後の様子を描いた方が良かった様な気はしますが、独立に向けて動き出すラスト30分は結構ドキドキしました。 ダウントンアビーのヒュー・ボネヴィル観たさに鑑賞しましたが、エンドロールの実在の総督の映像観たらヒュー・ボネヴィルより俳優さんの様な紳士でびっくり。奥様もかなりお綺麗な方だった様ですね。つまり、広告塔として誠実そうな外見を重視した人選であったのは明らかだという事なんですが。 独立時には多くの難民を生み出し、亡くなった方は100万人以上だそうですが、その後もずっと紛争中である事を考えると被害を受けた人は一体どれぐらいいるのでしょうか、、。