코멘트
2019年257本目はこれまで短編を中心に活動してきたベイカー兄弟が初めて長編に挑み、本作にもチョイ役で出演するマイケル・B・ジョーダンが製作を兼ねます、『KIN』。 ------------------------------------------------------------ 設定からして『クロニクル』みたいなSFになるんだろうと期待していたら、兄弟の逃避行をメインにしたロードムービーになっており、肝心のSF要素が物語から浮いてしまってます。少年が強力な武器を手にしてマチズモに目覚めるっていうのも単純すぎる図式で、彼自身の成長が映画のなかで上手く描けていないため、結局武器の力を借りて虚勢を張っているだけに見えます。 ------------------------------------------------------------ ロードムービーとしてはどうかと言いますと、これもちょっと微妙。話としては傷を持つもの同士が「疑似家族」化していく、よくある流れです。私はこのテーマが非常に好きなんですけれど、本作では義理の兄貴で父親代わりを果たすジミーが、人間としてあまりにも未熟です。マジもんの犯罪者で同情の余地がないですし、そのくせ反省もせずに金使って酒飲んでるだけなので腹が立ってきます。 ------------------------------------------------------------ とまあ全部のパートでさしたる見どころもなく、長編デビューとしては中々苦いスタートになってしまったんじゃないかと思います。これが上手く行けば続編を作ることができ、恐らくそっちがメインになる算段だったのでしょう。しかし残念ながら、主人公の未来を確かめることはできないようです。
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