
てっぺい

키시베 로한 루브르에 가다
평균 3.4
2023년 05월 26일에 봄
【ジョジョ映画】 ジョジョのスピンオフで、実写でその“奇妙”な世界観を見事に表現。映画単体でも楽しめる娯楽作で、ルーブルに行った気になれる映像美も豊富。“徐々”に明かされていく岸辺露伴の出自にも注目。 ◆トリビア ○本作はルーブル美術館が進めるバンド・デシネプロジェクト(漫画を現代アートとして迎え入れ、連携していく)の第5弾として2009年に発表された。 同年、作品の原稿がテーマ企画展に展示。日本の漫画作品が展示されたのは、ルーヴル美術館史上初の出来事となった。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/岸辺露伴_ルーヴルへ行く) 〇原作漫画は、26×18.6センチの愛蔵版サイズ・123ページのフルカラー作品で、値段は異例の2,667円。(https://nabe-3.com/kisiberohanlouvre) 〇原作における岸辺露伴は、「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」の「漫画家のうちへ遊びに行こう」のエピソードで初登場。ジョジョの登場人物で唯一、アニメ、小説、ドラマ、映画と、様々なメディア展開がなされている。さらに、「週刊少年ジャンプ」の月例新人漫画賞「ホップ☆ステップ賞」で審査員を務め、投稿作を採点したり(実際は荒木飛呂彦による審査)、「名探偵コナン」のコラム「青山剛昌の名探偵図鑑」に探偵として取り上げられたりと、「ジョジョ」の枠を飛び出した活躍も見せている。荒木は露伴のことを自身の投影ではないと否定しているが、「漫画家にとっての理想像を具現化した」キャラクターだと語るほど特別なもの。(https://moviewalker.jp/news/article/1138344/p2) 〇高橋一生はもともと原作ファンで、10代の頃に影響を受けた人を挙げるなら岸辺露伴というほど。「僕にとって露伴は、自分の肉体の一部になっているような人」「『岸辺露伴』のように、非日常を描く世界観の中でリアリティを出すことが僕が一番やりたかったこと」と語る。(https://www.cinematoday.jp/news/N0136655) 実際にルーブル美術館に立った時、演じる露伴の中に絵画への“崇拝”がなかったと感じた高橋は、「モナ・リザ」に背を向ける演技に至る。そのひねくれ具合は、露伴の性質と、高橋の本質的なものが相まったと話す。(https://eiga.com/movie/98646/interview/) 高橋一生は、2018年に国立新美術館で行われたルーヴル美術館展のオフィシャルサポーターも務めた人物。(https://eiga.com/news/20180208/18/) 〇青年期の露伴を演じた長尾謙杜(なにわ男子)は、絵を描くことや、興味のある分野をどんどん調べる点で露伴と共通する部分があるものの、露伴のそのあまりの熱量に、自分と同一化してはいけない人だと思った。(https://eiga.com/movie/98646/interview/) 〇ドラマ版は2020年から毎年3話ずつ放送したが、最後の2022年は2話のみ。劇中で「完璧な数字」として「3」に度々言及、主演の高橋は「今作はドラマシリーズと地続きであり、シリーズ九話目とも言える物語になります」と語っており、その伏線回収の形にネットがざわついた。(https://www.cinematoday.jp/news/N0134472) 〇ルーヴル美術館のシーンは、実際に閉館後のルーヴル美術館を貸し切って撮影。また凱旋門をバスの中から眺めるシーンでは、ベストの瞬間を狙うために凱旋門の周りをバスで50周もした。(https://dengekionline.com/articles/183251/) ○ 露伴と京香が美術品オークションに参加する原作にはないオリジナルシーンは、神奈川・横浜のホテルニューグランドで撮影。 若き露伴(長尾謙杜)が、漫画執筆のため夏休みの間に滞在する祖母の屋敷は、渡辺一貴監督の強い要望により選ばれたという会津若松の旅館、向瀧。(https://lp.p.pia.jp/article/news/269577/index.html) 〇入場者には「オリジナルキャラクターステッカー」が配布される。キャラクターごとに使えるダイカット仕様のデザインで、配布期間は6月1日まで。数量限定で、期間内でも無くなり次第終了。(https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1503165.html) ◆概要 「ジョジョの奇妙な冒険」(荒木飛呂彦)のスピンオフ作品で、NHKドラマ「岸辺露伴は動かない」の劇場版。 【原作】 荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーブルへ行く」(荒木飛呂彦初となるフルカラーの読切作品) 【監督】 渡辺一貴(本作で劇場映画監督デビュー) 【出演】 高橋一生、飯豊まりえ、池田良、前原滉、中村まこと、増田朋弥、白石加代子、木村文乃、長尾謙杜、安藤政信、美波 【公開】2023年5月26日 【上映時間】118分 ◆ストーリー 相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を備えた漫画家・岸辺露伴。青年時代、露伴は淡い思いを抱いていた女性から、この世で最も邪悪な「最も黒い絵」の噂を聞いた。それから時がたち、その絵がフランスのルーブル美術館に所蔵されていることを知った露伴は新作執筆の取材と、かつてのかすかな慕情のためにフランスを訪れる。しかし、美術館職員に「黒い絵」の存在を知る者はなく、データベースによってヒットしたその保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。 ◆ ◆以下ネタバレ ◆ ◆説明 黒い蜘蛛は、“過去”と“後悔”を映し出す「黒い絵」から放たれる邪悪の化身。露伴が描いた自分の絵を奈々瀬か切り裂いたのは、そんな「黒い絵」の二の舞を恐れたから。「黒い絵」の生い立ちも丁寧に描かれて、終わってみればスッキリするほど丁寧な伏線回収だった。露伴が自らに能力を発動するサプライズもあれば、奈々瀬が露伴の祖先という驚きの展開も(これも奈々瀬がなぜ露伴の元に現れたのかの説明にもなっていた)。黒い絵を見た泉に何も起こらなかったのは、過去に全く後悔がないというほどあの天真爛漫なキャラを強調したものか笑。なるほど作品として、古参のファンも映画単体でも楽しめる内容になっていた。ただ唯一、仁左衛門に効かなかったヘブンズドアが奈々瀬にはあっさりハマる説明がなかったように思えたが… ◆岸辺露伴 冒頭、故買屋で発動した「ヘブンズ・ドア」は原作漫画と同じポーズ。ジョジョのスピンオフでありながら、実写に落とし込む際の世界観はオリジナルで形成した本シリーズも、しっかりと原作ファンへのそんなサービスが。そもそも絵がテーマになるその世界観の美しさと、さらに露伴の出自まで掘り下げるあたりがファンにはたまらない。岸辺露伴というキャラクターの魅力がたっぷり詰まった作品だった。音楽も良く、少しズレたリズムや崩れた旋律のピアノ音が、本作の少し不思議で奇妙な世界観を見事に醸成。Z-13倉庫へ降りていく、不気味な雰囲気にあてたBGMも良かったし、ラストで流れるそもそものメインテーマがオシャレで奇妙な本作に見事にマッチしていると思う。 ◆荒木飛呂彦 当人は否定しているようだが、自らルーブルで取材をした荒木飛呂彦が、漫画家の主人公がルーブルで活躍する物語を描くのなら、その感性は間違いなく作品に投影されているはず。“忘れられた倉庫”の存在に興味を抱き、そこにある何かを解明していく様は、取材時に荒木がそこで感じた“リアリティ”を作品を通して見ているよう。そもそもドラマシリーズから、何事にもリアリティを求める岸辺露伴の姿は、実際に漫画家として取材を行う荒木飛呂彦の実体験を見ているよう。本作ではそんな荒木の目線に、幾度も俯瞰のルーブル内外の画が重なり、監督がロケハン時に感じたルーブルの壮大さが感じ取れる映像表現だった。モナリザの絵に背を向けた岸辺露伴は、高橋一生が現場で感じ取った岸辺露伴像の体現。舞台挨拶中継を見たからか、何かそんな作り手側の目線に入り込む感覚もある作品だった。 ◆関連作品 ○「岸辺露伴は動かない」 高橋一生主演によるNHK実写ドラマシリーズ。2020年〜2022年にかけて合計8話が放送された。プライムビデオ配信中。 ○「岸辺露伴は動かない」 アニメ版。「六壁坂」「富豪村」「ザ・ラン」「懺悔室」の全4話。Netflix配信中。 ◆評価(2023年5月26日現在) Filmarks:★×4.6 Yahoo!映画:★×3.5 映画.com:★×5.0 引用元 https://eiga.com/movie/98646/ https://ja.m.wikipedia.org/wiki/岸辺露伴_ルーヴルへ行く