코멘트
dreamer

dreamer

3 years ago

4.5


content

파리, 텍사스

영화 ・ 1984

평균 3.7

砂埃のする荒野を、ひどい身なりの男が放心したように歩いている。 シタールを強いタッチで弾いたようなギターの響きが、荒野と男との無味乾燥な関係を印象づける。 彼は一体、何者で、どこから来たのか? 一軒家に辿り着き、倒れてしまったこの男の持ち物から、ロサンゼルスの弟に連絡が行く。 だが、弟が仕事を中断して、はるばるメキシコ国境ぞいのテキサスの地まで迎えに来たのに、兄は一言も口をきこうとしない。 一体、何があったのか? ハリー・ディーン・スタントンが熱演する中年男の名は、トラヴィス。 彼は、四年前に妻ジェーン(ナスターシャ・キンスキー)と幼い息子ハンター(ハンター・カースン)を捨てて失踪した。 その後ジェーンも姿を消し、ハンターは、弟夫婦の家で実子として育てられている。 この映画「パリ、テキサス」は、トラヴィスが、自分で断ち切った過去を取り戻す過程を描いて行くわけだが、そのクライマックスは、ジェーンとの再会と和解だ。 彼は、ジェーンをヒューストンの怪しげな、のぞき部屋で発見し、客として彼女の前に姿を現わす。 マジック・ミラーで仕切られ、話はインターフォンを通じて行なうのぞき部屋は、客が女に猥褻なポーズをとらせて、のぞき趣味を満足させる場所なのだ。 それと同時に、まさに教会の聴聞室のように、客が懺悔や告白を聴いてもらい、心を落ち着ける場所でもある。 つまり、のぞき部屋は、世俗の教会なのだ。 ただし、トラヴィスとジェーンとの関係は、告白者と聴聞僧との関係にはとどまらない。 客を装ったトラヴィスが、懺悔する彼の過去を職業的に聴くうちに、彼女は、自分がその告白の物語の主要人物であることに気付くのだ。 愛しあっていたのに、どこかで狂ってしまった関係。 ジェーンが逃げれば、トラヴィスが追い、暴力をふるった。 狂気のはての失踪----------。 恐らく、二人の不幸と幸福は、このガラス越しの関係こそが、最も理解し合える関係であり、こののぞき部屋が、家庭よりも親密な関係を可能にすることだろう。 男と女が本当に理解し合える場は、もはや、のぞき部屋の中にしかないのだろうか? 最終のシーンは、トラヴィス、ジェーン、ハンターの三人が、再び家庭を作ることを暗示しない。 ジェーンは、ハンターと再会し、彼をしっかりと抱きしめるが、トラヴィスは、二人の再会を喜びながら、車でどこかに去って行く。 家庭とは、もはや母子家庭でしかないかのように----------。