
こうりん
4 years ago

천황의 군대는 진군한다
평균 3.7
スクリーンで鑑賞。上映中に笑い声。鑑賞後、ホールで「変な人だったね」と言うのが聞こえる。 いや、おまえらは何を観に来ているんだと。笑いはスクリーンに映るそれと自身との間に壁を作る行為であり、「変な人」で終わらせれば思考停止に陥る。ドキュメンタリーとはそんなもんか。好奇と軽蔑の入り混じる目で「変な人」をスクリーン越しに観て、おまえらはエンターテインメントとして消費して終わりか。スクリーンに映る奥崎謙三を鏡に自分を内省することが、ドキュメンタリーの本質ではないのか。──どうして私は奥崎謙三でなく、この私なのか。私が奥崎謙三になる可能性は、どこで断たれたのか。奥崎謙三を一人の変人としてスクリーンに閉じ込めているかぎり、僕らはひどく貧しい鑑賞者の域を出ない。 というか、街中で見かければ確実にその場から離れるほどの「変な人」である奥崎謙三の中に、ある一貫した筋や理屈を見出しうる点を描き切ったことこそ、このドキュメンタリーの傑作たる所以だろう──神戸留置所での警察との口論。彼にとっては自分は正常であり、我々が「変な人」なのだ──。「変な人」という印象のままエンドロールを迎えた鑑賞者は、いったい二時間も何を観てきたんだ、人間動物園の亜種でも観に来たつもりなのかと、そう感じざるをえない