
cocoa

플레이그라운드
평균 3.7
フランス語の原題は「Un monde」。 「ある世界」とか「ひとつの世界」などの意味。 ベルギーの新鋭な女性監督の長編デビュー作。 学校の校庭と教室、プールなど、限られた場所で繰り広げられる子どもの視点を活かした作品で最後までヒリヒリした気持ちになりました。 72分の内容としてはすごい。 人見知りで場所見知りもある7歳のノラ。 初登校しても3つ上の兄アベルと離れたくなくて泣いてしまう。 誰もが不安を感じる初めての学校。 集団生活に放り込まれて不安しかない。 7歳のノラにとって社会の縮図のような学校で何を感じるのだろうか。 はじめは友達もいなくて教室にも校庭にも居場所がなかったノラ。 ある時、2人の女の子と友達になる。 靴ひもの結び方を教えてもらったり、食堂でランチを一緒に食べるようになり、少しずつ笑顔も出てきた。 そんなノラが見たのは兄アベルが体の大きい男子達にいじめられている姿。 暴力を受け、大きなゴミ箱に入れられてしまうアベル。 「誰にも言うなよ」と命令されていたノラは心配で仕方ない。 そんな幼いノラの姿を後ろから、前からアップで撮っていくカメラワーク。 学校ってやっぱりそんな場所だよね… 大人になった今は淡々と言えるけど、その時期、その場所で過ごす辛さは世界共通なのかも知れない。 ノラの目を通して子ども時代の不安感、得体の知れない恐怖感を思い出す人も多いと思った。 学校は「監視員さん」を置き、子ども達のトラブルに対応するが限度がある。 見えないところで冷酷ないじめは起きている。 さらにゴミ箱に入れられたアベルといじめっ子達を学校側は対話させる。 「ごめん」と言わせ、「また4人で仲良くやれるね」なんて学校側は言うけどそんなに簡単なもんじゃない。 ノラは「いじめられたらやり返せ!」と兄に言う。 おとなしいノラだが女の子の友達とケンカをする時も対等にやり合う。 だから兄アベルが今度は弱い男子イスマエルをいじめている姿は許せないと思ったはず。 いじめられていたアベルが今度はいじめる側になる… そんな事も子どもの世界の縮図に感じた。 何でも暴力が物を言う男子も大変だけど 「サッカーをする人は差別主義」とか 「働かない失業者?」とノラのパパの事を指摘する女の子の世界も辛辣で生き辛い。 ノラを演じた子役の女の子がすごい。 狭い世界で見たものは人格形成されてしまうかも知れないが、世界はもっと大きくて広いことをいつか知ってほしい。 唐突に終わり無音のエンドクレジット。 何だか苦しくてたまらない作品だった。