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てっぺい

てっぺい

7 years ago

4.0


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로마

영화 ・ 2018

평균 3.6

2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門金獅子賞、第91回アカデミー賞外国語映画賞、監督賞、撮影賞受賞作品。監督・脚本は「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン。キュアロン監督の半自伝的Netflixオリジナルヒューマンドラマ。 ◆ストーリー 70年代初頭のメキシコシティ。とある中産階級の家で家政婦として働く若い女性クレオは、同僚の恋人の従兄弟である青年フェルミンと恋に落ちるが…。 ◆感想 家族愛の1つの形。ある家族とその家政婦の日々の暮らしが淡々と描かれる中、いくつか起きる出来事が家族と家政婦の絆をゆっくりと深く結びつけていく展開に、なんとも言えない心の安らぎを覚える。 ◆以下自分の解釈かつネタバレ◆ ふとした出会いから身籠もるクレア。男には姿を消され、会いに行くも絶縁を叩きつけられる。気を乱したり葛藤する描写もなく、常に感情を表に出さない存在として描かれるクレア。この時代の動乱に巻き込まれ破水し、死産を迎えた彼女が家族との旅行に同行。旅先で起こる子供達の危機を救い、皆で抱き合う中に初めて出る彼女の本音、“本当は産みたくなかった”。 冷静な彼女が、新しい命を宿した事で、何よりも大切にしていた家族との関係が壊れるのを1番恐れていた事が間接的に吐露される、この映画の1番の山だったと思う。それまで感情を表に出さない彼女の人物描写がその強調にもなっていたし、彼女が身ごもった事を明かす時に何よりもまず気にしたのがクビかどうかだった事も、その事の裏付けになっていると思う。 要所要所で用いられている長回しもこの映画の特徴。前述の海で子供が溺れるシーンしかり、圧巻だったのはクレアが死産を迎えるシーン。分娩室に入ったところから、子供が生まれ、緊急手当、死産確定までがノーカットで描かれ、緊迫感が頂点。同時にこのシーンで、破水し胎盤がはみ出す痛みも気に留めず子供が気になるクレア、死んでしまった子供にかける言葉もないクレア、そして前述の“本当は産みたくなかった”という感情も含め、ありえないほど複雑な感情表現をこのシーンで見事に演じ切ったヤリッツァ・アパリシオにも拍手。彼女はこの映画で一躍有名になり、多数の賞を受賞したらしい。 はじめは淡々と描かれる日常に「パターソン」的な平坦展開かと身構えたものの、逆にそれが山のシーンへの大きな振りかぶりになってました。いい映画だと思う。ただ冒頭とエンド、そして武術練習場などのシーンで登場した飛行機。監督がこの映画に残したメッセージの1つだと思うけど、解釈が追いつかず…どなたか教えてください!